オゾン発生器でウイルス対策しています

副院長の岡本です。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、当院でのどのような対応をしているか、状況をお知らせいたします。

施術スタッフの手洗い、うがい、手指消毒の励行は当然のこととして、オゾン発生器による施術室の除染を定期的に行っています。

現在、徹底したウイルス対策を実施している中国の大学でも、ウイルス対策としてオゾンの使用が例示されています。(いずれも中国語)

武漢大学 新型肺炎対策特設サイト

紫外線やオゾンを利用した消毒が推奨されています。

四川大学 広報(医学版)「一般的な消毒の方法とウイルスの不活化メカニズム」

「オゾンが、①細胞膜の透過性を増加させ、細胞内の物質を外に流出させる。②細胞活動に必要な酵素が失活する。③細胞内の遺伝物質を破壊する」というプロセスが紹介されています。

当院でも以前よりオゾン発生器を導入し、定期的に施術室・スタッフルームの消毒/消臭を行っております。

(オゾン発生器(旧モデル)を使って施術室を消毒しているときの様子(2019年5月に撮影))

 

今回流行している新型ウイルスは、エンベロープとよばれる膜を持つコロナウイルスであるという点で、かつて流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)と構造が似ているとみられています。

日本ウイルス学会「新型コロナウイルス感染症について」

アルコールなどの一般的な消毒措置によって防ぐことが可能であり、当院でも従来の消毒方法に加え、オゾンによる除染が有効であると考え、本機器を活用しています。

また、オゾンによる除染は患者さんがおられない夜間や診療の合間に行っておりますので、人体への害もないことをお知らせしておきます。