頭痛・肩こり

症例1

患者

女性 30代 群馬県

来院

2006年1月

症状の特徴と経過

4〜5年前から、肩から頭にかけての痛み(右)、目の奥(右)に痛みを感じる時がある。目を使ったり、疲労すると悪化。ドライブ、長距離の移動でも増悪し、発症時は食事をすると気持ち悪くなる。睡眠をたくさんとると緩解することが多い。ここ数日症状が強いため来院。初診時の症状の強さは軽め。

既往歴(これまでにかかった病気)

特になし

治療の内容と経過

体の特徴を診ると、右頚部、右肩、背中のコリが強い。右目の症状とこれらのコリには深い関係があると判断した。また、左足首の内側周辺に冷えが強いため、右上と左下でのバランスを調える必要性を感じた。右上と左下を意識した治療を行った。1回目後、目の奥が気にならなくなったが、頚(後)と背中のコリが残った。2回目後、症状はほぼ消失。一旦は治療を終了したが、2ヶ月後調子が悪くなったため来院。その後、調子が崩れそうになるとケアのため来院。

著しい効果が見られたツボ

後谿(右)、風池(右)、復留(左)

まとめ

体のバランスの乱れが原因で疲労が右上に溜まりやすい状態であった。右目の奥の痛みは肩こりの延長として考えて治療し成果が上がった。このように肩こりを解消するだけで頭痛や目の痛みが緩解するケースは多い。検査では見えない症状だけに、このような症状で苦しんでいる方が多いのではないかと思う。

[YFNO20060112]

症例2

患者

女性 30代 群馬県

来院

2007年11月

症状の特徴と経過

中学1年生の頃、閃輝暗点が出現。「目がチカチカ→頭痛→気持ち悪くなる→嘔吐→ラクに」という症状。このような症状が頻繁に起こっていたが、年齢を重ねるに従い減少していった。しかし、一年くらい前から再発し、ここ一年で偏頭痛(閃輝暗点)が10回程度起こっている。2007年10月には3回。

閃輝暗点

突然、目の前がチラチラ光り、ノコギリの刃のようなギザギザしたモノが現れます。そのギザギザが大きくなったり、形を変えたり、動いたりします。その部分の映像は見えなくなります。場合によっては視野の片側がまったく見えなくなったり、中心部がぼやけて見えにくくなったりします。出現する状況によって、出現している時間はバラバラのようですが、10〜20分程度、その光やギザギザが視界をさえぎります。(≫詳細

他の症状

下痢(緊張時)、冷え(足、腰)

既往歴(これまでにかかった病気)

特になし

治療の内容と経過

触診をすると、右側の頚、背中(肩甲骨付近)、鎖骨周辺のコリが強く、左右差が際立っていた。この左右差が偏頭痛の原因になっていると考え、上半身の左右のバランスを調えるように施術を行った。2週間に1回のペースで4ヶ月間の治療を行っているが、その間一度も偏頭痛は発症していない。現在もケアのために通院中。

著しい効果が見られたツボ

合谷(右)、風池(右)

まとめ

閃輝暗点を伴う頭痛は不安感が強く辛い症状ではあるが、鍼灸で直ちに解消することが多い。ただ、吐き気を伴う場合は(自覚症状の有無に関係なく)胃に問題を抱えている場合があるので、頭痛だけでなく胃腸のケアも重要であると思う。

[YFYA20071110]

症例3

患者

男性 20代 群馬県

来院

2008年5月

症状の特徴と経過

半年くらい前から肩、背中に強いコリを感じ、時々、右側頚部には「ピキッ」という痛みが走る。コリが強くなってくると頭部(右 側)に「ズキン、ズキン…」といういう痛みを感じる。最近は左右の目の奥が痛むようになってきた。また、目に疲れがあり光をまぶじ く感じる。運動、ストレッチ、食事の改善を試みたが、症状に変化の兆しが訪れないため来院。会社には4年前に入社。入社後から胃腸の調子が優れ ない。

既往歴(これまでにかかった病気)

特になし

治療の内容と経過

半年前の発症時にきっかけや環境の変化があったかどうか確認した。職場が変わった時期であったが内容に変化はなく、ストレスが 増えたという心当たりもないとのことだった。問診ではたどり着けなかったが、本人も気がつかない変化が肉体に影響した可能性も心の 隅におきながら施術をすることにした。触診すると、訴えの通り右側頚部の筋肉のこわばりは著しかった。このような頚の強いこりは頭 痛を誘発することが多いため、この症状における最重要ポイントとした。胃腸の調子を調えるツボを使用した後、頚と背中(肩甲骨の間 )のこわばりを緩めた。その際、左右のバランスを調えるよう配慮した。1回目の施術でほとんどのこりが解消した。続けて施術を受ける必要がないと思われたので初診で治療を終えた。

著しい効果が見られたツボ

足三里(右)、膏肓(右)、附分(右)

まとめ

コリは早めに解消しておかないと悪循環に陥り、休息や気分転換だけでは解消が難しい。放っておくと二次災害的に 別の症状が生じることがある(この例では頭痛や目の奥の痛み)。施術では「力を抜くきっかけ」を演出するように心がけた。背後に大きな原因がなかったと見えて、体の筋肉は短期間で柔らかく変化した。

[YMYS20080524]

症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。