下痢(過敏性腸症候群)

症例1

患者

女性 40代 群馬県

来院

2007年12月

症状の特徴と経過

2年くらい前、仕事が忙しく睡眠不足が続いた。下痢が発症。漢方薬や整腸剤を処方され2〜3ヶ月の間、良好。ただし、脂肪分の少ないメニューと食事量が少なかったため体重が減少し貧血になった。その後、食事量が増えるとすぐに下痢になるという症状に悩まされ、流動食に近い食事を摂らざるを得ない状況に。2ヶ月前、胃、大腸の内視鏡と超音波の検査を行ったが異常が見られず、過敏性腸症候群と診断された。婦人科での診察でも異常が見つからなかった。食事量の他、増悪要因として足の冷えと睡眠不足を自覚。

他の症状

冷え(足・腹)、胃のもたれ、肩こり、めまい

既往歴(これまでにかかった病気)

特になし

治療の内容と経過

問診と触診を総合して主な原因を分析し、問題は腸(大腸・小腸)ではなく、胃の機能低下によるものと考えた。ツボの胃の機能を高める目的で選んだ。初回の後、下痢が止まった。その後、食事の内容(量、硬さ)によっては下痢(一時的)を発症し、胃のもたれを感じるためケアとして施術を継続。

著しい効果が見られたツボ

胃兪(左)

まとめ

下痢という症状だけを聞いてしまうと、どうしても目が腸に向いてしまう。総合的に体の不調を整理してみると、一番の問題は腸ではなく胃であり、その影響が腸に及んでいると考える方が妥当だと思われた。胃に焦点を絞った施術をすることで著しい改善が見られたことから、その妥当性が証明された。

[YFAH20071225]

症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。