男性 10代 群馬県
2008年3月
2008年2月18日、野球の練習で海外へ。気候が温暖だったため、国内よりも体の動きがよいと感じていた。しかし、20日に投球時に左肩甲骨の下縁から10cmくらいのところに痛みを感じ徐々に悪化していった(左投げ)。投球時、肘が前に出る瞬間に痛みで動きが止まり、投球後も痛みが10秒間くらい残る。痛みを我慢すれば投球が可能であるもののパフォーマンスは著しく低下。
花粉症
野球による怪我が数回
投球フォームを演じてもらい、痛みの出現場所とタイミングを念入りにチェックした。肩関節や肩甲骨の周囲の筋肉群には疼痛部位が見つからなかった。背中の大きな筋肉である広背筋も疑ったが、バタフライ(泳法)の動きをしても痛みが増悪しなかったことから、その深部にある腸肋筋(脊柱起立筋)のダメージが痛みの根源であると絞り込んだ。広背筋を伸ばすように腕を挙上させ前傾にすると、腸肋筋が手に触れやすい。術者の指先で探ると痛い部位を発見。このような時、疼痛部位だけでなく、その周辺の筋肉を和らげダメージ局所に負担が偏らないように調整する必要があるため、胸椎(背骨)と肩甲骨の周辺のこわばりを軽減させるように配慮して治療を行った。その結果、疼痛部位に触れずに痛みが半分程度に軽減し、さらに局所に軽い鍼をした後、半分以下に。翌朝は痛みが2割程度まで軽減。さらに翌日2回目の施術を行い、痛みはほとんど消失。若干違和感が残る程度だったので、様子をみてもらうことに。
八椎下の左の骨際、中枢の左の骨際)、肩貞(左)、支正(左)
日常生活では問題がなく、スポーツなどの独特な動きで痛みが発生する際には、その状況を再現しながら疼痛部位を確かめるように心がけている。また、ツボの反応も独特になることが多いことから、ツボの位置は教科書的なものにこだわらないようにしている。鍛えている肉体の場合、回復が速いのも特徴である。
[YMMS20080303]
症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。