自律神経は自分の意志とは関係なく、心臓や胃腸、血管、内分泌、汗腺などの働きをコントロールしています。中枢は脳の視床下部にあって、脳と内臓の連絡役をする重要な神経です。交感神経と副交感神経があって、体の機能のアクセル(交感神経)とブレーキ(副交感神経)の役割をもっています。アクセルとブレーキのバランスが正常に保たれることで内臓が正常にはたらきます。
自律神経のバランスが崩れると、さまざまな症状が全身に現れます。
同時に複数の症状が出たり、天候や生活状況によって症状の現れ方が違うのが特徴です。内臓そのものに原因がありませんので、検査しても異常が見つかりません。
精神的ストレス 人間関係や仕事などのストレスは、自律神経を乱すことがあります。自分の気持ちを抑えたり、真面目な人はバランスを崩しやすいと言えます。
身体的ストレス 急激な気候の変化、不規則な生活、食生活の乱れ、肉体疲労などが原因となります。
更年期 女性ホルモンの減少により自律神経の働きに影響が出やすくなります。