五十肩と言われた方と腕の強い痛み 早く治す方法はないの

このようなお悩みや症状の方に

  • 痛み止めを飲んでも治らない
  • 痛みは治まったが、肩が動きにくい
  • 加齢によるものと言われたが治したい
  • 痛みの本当の原因を知りたい

五十肩にお悩みの方に

当院では、五十肩の症状にお悩みの方からご相談を頂いております。来院される方は、病院で原因がわからないと言われ悩んでいる方がほとんどです。

五十肩は、正式には「肩関節周囲炎」と言い、炎症によって肩関節に痛みが出ている状態です。 炎症を抑えることが大事です。そのため、患部の炎症をアイシングで抑え、炎症が治まってから肩のリハビリやマッサージなどで対処することが一般的です。

しかし、アイシングで治まらない痛みや鎮痛剤が効かない場合はどうしたらよいのでしょうか。

肩を痛がる女性

治らない五十肩の原因

五十肩の全てが、患部へのアプローチで改善はできません。なぜなら、原因が肩関節そのものにあるとは限らないからです。

肩関節は、いくつもの筋肉が協調しながら動いています。どこか一つでも問題があると、肩の動きが悪くなります。その状態を放っておきながら、動かしていると、知らないうちに肩の筋肉や関節に大きな負担がかかってしまいます。この負担が限度を超えると炎症を引き起こして強い痛みが出ます。

肩を動かす筋肉


つまり、五十肩の本当の原因は、肩の動きを邪魔している所にあるのです。 肩関節そのものではなく、関節を動かす筋肉の働きに注目することが大切です。たとえば、頚、背中、腰、時には脚の方に原因が見つかります。

痛みの裏側にある動きを改善させる

当院が五十肩を診る際には、痛みの程度や位置を確認すると同時に、肩関節に負担をかけている周辺の筋肉に目を向けます。

重要なポイントは、解剖学的な「筋肉や骨格の単位」ではなく、身体そのものが備えている「動きの単位」を分析することです。だから、時には腰や脚の方まで原因を探しに行きます。

一口に五十肩といっても、お困りの症状は人によって様々です。肩関節の動きも違います。肩の動きを観察することで原因を突き止め解消させます。

1.背骨を整える

動きに注目して考えると、肩関節の起点は背骨にあります。患部にアプローチしても治らない五十肩は、背骨の中でも頚椎に問題を抱えているケースがほとんどです。

 

背骨

 

また、着替えや髪を洗う動きが困難な場合は肩関節の捻りの問題が関わってきます。この捻る動きに重要なポイントも背骨です。その中でも肩の捻る動きに重要なのが胸椎です。胸椎を整えることで、スムーズな動きを取り戻すことができます。

2.腰と脚の疲れをとる

洗濯を干す、棚の上のものを取るなど、手を高く上げことが難しい場合は、腰と脚の疲れが原因になっていることが多いのです。

人間は四つ脚動物から二足歩行に進化しました。前足は肩と腕に、後ろ足は脚に相当します。四足歩行では前足と後足は協調した動きをしています。

人間にも四足歩行のなごりが残っているため、肩関節と股関節は密接な関わりがあります。さらに言えば、肩甲骨と骨盤にも密接な関わりがあります。

 

五十肩に関係する肩甲骨と股関節の問題

 

痛みと動きの関係

五十肩の発生機序をみてもわかるように、多くの場合、肩が動きにくことが原因となっています。動きを改善させることができると、関節の負担が減り、炎症が治まって痛みが消えます。

 

五十肩の原因と悪循環


夜中に目が覚めるほど痛い時でも、動きの問題が潜んでいます。 炎症の期間が長期に渡った場合に、関節が石灰化してしまいます。こうなってしまうと、元通りの動きを取り戻すのが難しくなります。

ですから、五十肩は、できるだけ早めに炎症を抑えることが大事です。 動きを整え負担を減らすことができれば、肩関節の負担が減って炎症が治まっていきます。

五十肩の治療イメージ

五十肩の治療に用いるツボ

症状に合わせて、主に次のゾーンにあるツボを用いて治療を行います。 実際の治療では、お一人お一人の症状や状態を診ながらツボを選んでおります。図に記したツボの位置はイメージです。

五十肩を治す時に診るポイント

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