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鍼灸師のツボ日記
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Í×ťÝ ç”°čˆŽăŽéźç¸ĺ¸Ťă‚ŻăƒŞĺŠŠăŽč‡¨ĺşŠĺĽŽé—˜č¨˜ 群馬と東京で鍼灸院を営む鍼灸師。ツボをこよなく愛し、鍼灸の魅力を語り始めると止まらない。
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養気院改装計画2020(1)施術室を増やす大改装に挑む
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ÍםÝ: 今月の2月はスペインに行ってきます。今回は6回目、慣れてきましたが、やっぱり海外セミナーは興奮しますね。 この間に、日本でも重要なプロジェクトがありまして、それは養気院(群馬県)の改装です。施術室を2部屋増やします。どこに造るかと言うと、ココです。 珞...
今月の2月はスペインに行ってきます。今回は6回目、慣れてきましたが、やっぱり海外セミナーは興奮しますね。

この間に、日本でも重要なプロジェクトがありまして、それは養気院(群馬県)の改装です。施術室を2部屋増やします。どこに造るかと言うと、ココです。

養気院のアトリエ前の本棚


現在は「STAFF ONLY」となっていて、私が勉強部屋に使ったり、会計士さんや社労士さんとの面談に使っています。普段の事務仕事とは、ちょっと距離を離してクリエイティブな思考ができるように、「アトリエ」と名付けています。ちなみに、鍼灸師になっていなかったら建築士になっていたかもなぁ、と時々思うことがあります。

現在準備中の改装は3度目になります。

一度目は、2006年2月(3年目の大改装)
二度目は、2016年8月(アトリエをつくる)

今回の改装によってアトリエは施術室になって、待合ホールの一部も施術室になります。

養気院の改装(図面)2020年


もしかしたら、クリエイティブと鍼灸師は結びつかないかもしれませんが...私の中ですっごくクリエイティブな位置づけなのです。複雑な人体を鍼や灸といった医療道具の中でも群を抜いてシンプルな道具を使う鍼灸師は、自身の持つ創造力が頼りなのです。

一人一人の創造性も大切ですが、それを積み上げて行くことに私は全力を尽くしています。個人の枠を超えて積み上げたものは、いつか科学になると思うからです。

改装に話を戻します。

私が群馬に養気院を立てたのは、2003年の4月です。17年も経ってしまいました。もし、よろしければ、開業当初の初々しい私の奮闘ぶりをどうぞ。

鍼灸院開業の裏話vol.1「ヨーロピアンブロック造との出会い」

2004年に始めたこのブログは私自身の思考の記録なので、考えが変わったことも、あえて残しています。改めて読んでみたら、あんまり変わっていない...成長していないのかブレていないのか。

改めて当時の設計コンセプトを読んでみました。
 1.女性に好感をもたれる空間であること
 2.コミュニティの場となるスペースを設けること
 3.インパクトのある空間であること
 4.落ち着ける空間であること
 5.増築・模様替えがしやすいこと
 6.緑のある空間に仕上げること
 7.地域と調和できること
 8.安く仕上げること
 9.東洋医学の基本となる陰陽五行説を取りいれること
(引用:http://blog.livedoor.jp/yoki/archives/13092172.html)

当時から変更したのは2と8ですね。「鍼灸院をきっかけに地域の人たちがつながりを持てたら素敵だなぁ」と思ってやったのですが、中途半端でうまくいきませんでした。また、安く仕上げようとして失敗した経験が何度もあるので、コストダウンはほどほどにするようになりました。

当初は「コミュニティホール」と呼んでいた広くてゆったりした空間は、ある時を境に「待合スペース」と呼び直しました。地域のコミュニティホールとしては惨敗でしたが、鍼灸院の待合スペースとしては負け知らずの広さです。

うちの鍼灸院が某有名業界雑誌、つまり『医道の日本(2008ĺš´12月号)』に注目して頂き、実は取り上げて頂いたことがあるのです。「こんな田舎まですみません...でも超うれしいぞ」と思いながら取材を受けたのを覚えています。 

空間デザインで表現する鍼灸院(養気院)_医道の日本2008年12月


読み返してみたら、この10年あんまり変わっていませんでした。進化させると言ってながら、あまり変わっていなかったです。変更点は、「汎用スペース」と呼んでいた部屋が「アトリエ」になったくらいでした(反省)。とはいえ、あれから十年以上も全く飽きずに続けてきた自分を振り返り、「鍼灸好きすぎでしょ」と自分に突っ込みを入れました。

養気院のアトリエ
アトリエ


大きく変わったのは、鍼の技術かもしれません。「整動鍼」が生まれたのは、この取材を受けてから6年後。当時は、まったく想像していませんでした。海外に教えに行くなんて完全に想像の外。

次回の更新では詳しく計画について書こうと思います。ナイショにしておいて、驚かせたい気持ちもありますが...これから鍼灸院を建てる人やテナントの内装に着手する人の参考になると思いますので、できるだけお見せします。

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講師のときに意識しているのは「教え方」より「つながり方」
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ÍםÝ: 食べたり飲んだりしながら人はつながる 整動鍼セミナー脊柱編の1日目が終わりました。 1日目が終わった夜には「たべたりのんだり会」と名付けたゆるい懇親会をしています。この時間は、セミナーの内容を振り返って話すこともありますが、それよりも「普段はどんなふうに仕...

食べたり飲んだりしながら人はつながる


整動鍼セミナー脊柱編の1日目が終わりました。

1日目が終わった夜には「たべたりのんだり会」と名付けたゆるい懇親会をしています。この時間は、セミナーの内容を振り返って話すこともありますが、それよりも「普段はどんなふうに仕事しているの?」と、地元での活動っぷりが話題になることが多いです。

食事とお酒を自由に持ち込むスタイルにして無料でやっています。当初は居酒屋で懇親会をしていたのですが、こっちのスタイルにしてから参加者が急増。毎回半数以上の方が参加されます。多い時はほぼ全員です。2時間では話し足りないって人もいるようで、終わってから再び出かけちゃう人もいます。

こういう場を必要としている場が多いんだなって思います。戦略的な人脈づくりを目的にしている人がいるかもしれませんが、雰囲気はそういう感じではありません。孤独感や寂しさを胸の中に抱えていて、つながれる場を求めているのだと思います。そもそも私がそんなタイプです。

講師だから教えるのが仕事なんですが、「教えて終わり」だったら面白くありませんし、寂しいです。そういう感じであれば、セミナー事業を10年も続けて来なかったと思います。

私にとって重要なのは「双方向」です。セミナーだけでなく鍼灸の臨床でも重要です。私の臨床は、鍼をしたら反応を見る…の繰り返しですからね。

リアクションが見えない仕事は、たぶんできません。やった仕事に対して「どう?」ってすぐにリアクションを求めます。もしかしたら鍼灸師全般がそういう人種なのかもしれません(勝手に決めつけんなって言われそうですが…)。そう思うのは、前職で「自分の仕事が社会にどう役立っているのかわからない」と思って鍼灸師になったというエピソードが多いからです。


リアクション次第で好きになってしまう


人にリアクションを求めているのだから、自分がリアクションが薄くならないように気をつけています。もともと上手くないので、自然なリアクションができるようにしておかないと。行動でやろうとすると不自然なので、心の感度を上げるようにしています。

私が仕事に求めているのは、いつだってつながりです。患者さんがたくさんやってくる鍼灸院を目指すのも、つながりを増やしたいからです。セミナーを繰り返すことで得られるのも、つながりです。一人ひとりと出会っていくことが社会との接点を増やし、結果的に社会とのつながりを太くしていけるのです。

つながりを意識して講師をするようになってから、より楽しめるようになりました。「上手に説明しよう」とか「上手な実技を見せよう」とか考えると、いらぬプレッシャーを生み出してしまいます。つながりを意識すると不思議とプレッシャーを感じなくなります。たぶん、相手のリアクションに注意が向けられ、自分のリアクションをチェックするモードになっているからでしょう。

人には相性があるし、好きとか嫌いとか、ありますよね。その判断って、相手のリアクションの質でやっていませんか? 私は、笑顔とか見せられるとすぐに心が引き寄せられてしまいます。けっこう軽い心をしております。

とまあ、こんなふうことを考えながらセミナーを開催しているのであります。もちろん、セミナーで意識する「つながり」はゆるいものだから、警戒する必要ないですよ。ご安心くだされ。

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宿泊先のビジネスホテルにて思いつくままに。

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すごい治療家のうわさ話
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ÍםÝ: 医師以外で治療行為を行う人は、「治療家」と呼ばれています。 病院の医師の治療を受けて治らない人が、次に頼るのが治療家です。民間療法を行っていたり、独自に考えた治療法を施したり、スピリチュアルな世界に誘ったり。あまりにも多くて誰も正確に把握できないのでは...
すごい治療家のうわさ話


医師以外で治療行為を行う人は、「治療家」と呼ばれています。

病院の医師の治療を受けて治らない人が、次に頼るのが治療家です。民間療法を行っていたり、独自に考えた治療法を施したり、スピリチュアルな世界に誘ったり。あまりにも多くて誰も正確に把握できないのではないでしょうか。

治療家は、免許や資格の名称ではないので、愛妻家と同じジャンルの言葉です。ですから、治療家を管理する法律もありませんし格付けする客観的な指標はありません。すごい治療家と言われている人、名人と言われている人はいったいどういう人なのか、興味はありませんか。

すごい治療家を考える上で、とても勉強になる動画を見つけたので紹介します。私は「鍼灸師」という免許の上で業を行っていますが、医療者のはしくれなのか、治療家のはしくれなのか、未だによくわかりません。

それはさておき、すごい治療家の条件を知りたい方はぜひ観てくださいね。短い動画なので、ご覧になりながら、読んでみてください。くりぃむしちゅーの上田晋也さん、話を聞いていて飽きません。どんどん、上田さんの体験談に引き込まれていってしまいました。

お願いです。動画を見る時は、必ず3つ目の最後まで観てくださいね。最後まで見ると、最後まで観てほしいとお願いしている意味がわかると思います。



しびれと肉離れがいつまでも治らない。ある時、知人から地方と東京を行き来しているという、ある人の存在を知る。

看板を出していないのでLINEで本人に連絡した。都内のマンションの一室に行ってみると、女性なら抵抗がありそうな雰囲気が漂う…。

その人は、幼少期からマッサージが得意で、傷は治っているのに痛みが残るケースがあり、それは脳が「痛い」という信号を出し勘違いが起きているかららしい。脳の不思議に興味をもち、いったん脳外科になり、そのときの経験を活かして整体をしている。



施術は軽いタッチで、手早い。痛みを出している信号を見抜く感覚は、霊的なものではなく、大工さんが柱の歪みを見極めるの能力と似たようなもの。

その人によると、癌もステージ2なら治せるという。うつ病も治せるが、膵臓がん、パーキンソン病、肺気腫、リウマチは治せないとのこと。

患部と違うところに原因を見つけ出し、瞬間的に手で何かされた。翌日は変わらないけれど、3日後にスカッと治ると告げられた。

ポポポ

翌日は予告通り、症状変化なし。
そして、3日後・・・

結末は、いかがでした?


ネタバレと感想


芸人さんのネタですから、実話かどうかわかりません。でも、オチを聞くまでの展開は「ふむふむ」と思ってしまうものばかり。聞き入ってしまいました。身近に心当たりがあるからです。結末はさておけば、私の活法の師匠にそっくりです。予告どおりに治ってしまえば、神のように扱われ、治らなければ詐欺師と扱われます。

治療家には客観的な格付けがありませから、実際に診てもらうまで、どんな人なのかわかりません。施術を受けた時も、はじめて見る手技でれば、それが上手なのか下手なのかわかりません。

オチで爆笑した後、考えさせられる話でした。

何気ない芸人の雑談のように見えているけど巧妙な話術です。もちろん、エンターテイメントですが、実際目の前にこんなふうに話す人がいたら、名人像をつくりあげられてしまうのだろうと思います。話を聞いている太田光さんもオチを知らないらしく、オチの直前まで興味深く聞いているのがわかります。


動画1の感想

①なかなか治らない症状であることを印象づける。
②解剖学用語を交えて説明し、話に緊張感をもたせる。
③紹介がなければ会えない人である希少性を演出。

動画2の感想

①あやしい霊的でないことを大工の職人芸で説明する。
②できない例を挙げることで、できる例を信じさせる。
③患部とは違うところに触れるという意外性を強調。

動画3の感想

①オチの直前まで全く同じ口調。
②ここまですべて裏切る結末。


こんなふうに名人像はつくれてしまうのです。オチまで観なかったら「こういう名人がいるんだ!」って信じると思います。弱っている時ほど信じてしまうので、治療家業界にはこういう手法がマーケティングで有効です。もちろん悪用なんてしてはいけません。

話に出てきた治療家は名人でなかったかもしれませんが、上田さんは疑いようのない名人。
お見事でした!


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連想力を磨いて臨床をアップデートする
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ÍםÝ: 鍼灸師も頭脳で勝負している 将棋が頭脳勝負というのはわかりやすいですが、サッカーもラグビーも頭脳勝負です。 鍼灸もまた頭脳プレーです。少なくとも、私はそういうスタンスで鍼灸師をしています。「誠実な人柄が患者さんを集める」と言われます。それはそれで正...
連想力を磨いて臨床をアップデートする


鍼灸師も頭脳で勝負している


将棋が頭脳勝負というのはわかりやすいですが、サッカーもラグビーも頭脳勝負です。

鍼灸もまた頭脳プレーです。少なくとも、私はそういうスタンスで鍼灸師をしています。「誠実な人柄が患者さんを集める」と言われます。それはそれで正解です。私はあえて、頭脳勝負だと言います。こういう発言には勇気が必要です。「じゃあ、お前の頭脳はいかほどか?」と意地悪なことを言われてしまうからです。

一口に「頭脳」と言ってもジャンルはさまざまです。人の顔を覚える能力と、数学の問題を解く能力ではタイプが違います。鍼灸師には、鍼灸師に必要な頭脳があります。

それが何かを考える必要もあるし、自分が持っている頭脳を鍼灸に上手に使おうと考えられる鍼灸師が活躍できるのでしょう。

私も自分の頭脳をフル活用して勝負するようにしています。具体的にいうと、私は記憶力で勝負しています。記憶力と言っても、学校の勉強で活かせる記憶力は普通です。悲しいくらい並です。

私が秀でているのは感触の記憶です。味覚に例えたらわかりやすいのではないかと思います。ソムリエやバリスタが味や香りの記憶が秀でているように、私は皮膚や筋肉の状態を記憶する感覚が秀でています。毎日毎日、体に触れているのでこうした感覚が身につきやすいのです。

記憶するときに大事なのは言語化です。感触を何かに例えると記憶しやすくなります。漠然と触れ続けていてもわかるようになりません。「○○のようだ」と記憶するのです。硬いとか柔らかいとか、そういう強弱だけの指標ではなく、質感も大事にします。こういう話は、鍼灸師が集まるセミナーで話題にしています。


「経験が大事」は聞き流す


名人と言われている鍼灸師が「手が自然とツボに行くようになる」と言うことがよくあります。名人の言葉は信じないようにしています。「経験することが大切だ」って言われるのですが、経験で積み重ねるものが明確になっていないのなら、得られるのは「慣れ」だけです。もちろん慣れも必要な要素ではありますが。

経験を積むためには「何を積み重ねるか」と初期設定しないといけません。それを間違ってしまうと10年やっても芽が出ないなんてことにも。悲しいことに、ここに気がつかず伸び悩み、鍼灸の道をあきらめてしまう人がいます。上手に積み重ねている人は差分を認識しています。1年前と何が違うのか、ちゃんと説明できるのです。

「できるようになったことリスト」みたいなものをつくれば、「経験」という言葉を使う必要はあまり意味がありません。こういう記事を書いている理由の一つは、鍼灸師という職業は、スキルを説明する時に「経験」という言葉に頼りすぎだと思うことが多いからです。


経験を積み重ねるための条件


積み重ねるために必要だと思うことを書きます。

①知識の感覚化
②感覚の知識化


①について
鍼や艾(もぐさ)といったシンプルな道具しか使わない鍼灸師は、自らの肉体を通して知識をアウトプットしなけれなりません。感覚に置き換えられる知識のみが現場で役立ちます。書籍やタブレットから引き出した情報を患者さんに伝えても、それは検索の代行でしかありません。患者さんから期待されているのは、この目であり、この手です。

②について
感覚を知識に変える必要があるのは、そうしないと記憶できないからです。臀部にあるツボに鍼をしたら、患者さんの腰痛が劇的に緩和されたとしましょう。そのときに「なんとなくココかな」と思ってツボを決めたのと、「PSIS(上後腸骨棘)と大転子を結んだラインの位置から○○な位置」と位置関係を把握してからツボを決めたのでは、大きな差となっていきます。前者は感触の性質だけしか残らず、後者は感触と位置関係を紐付けできるのです。


臨床は連想ゲーム


私がもっとも大切にしているのは連想力です。連想力というのは、患者さんの口から出る言葉から悪化したきっかけを推測したり、体の凝り具合から体の使い方の癖を想像したり...ということです。患者さんが嘘をつくこともあります。悪気があるわけではなくて、勘違いだったり、言いづらいことだったり...。そういうものを込みで患者さんと接しています。

「想像力」という言葉ではなく、あえて「連想力」という言葉を使っています。発言や現象をつなぎ合わせていくことが重要だからです。つなぎ合わせる糊になるのが知識と感覚です。知識と感覚に乏しいと提案ができません。痛いところに鍼や灸をするという原始的な方法を選ばざるを得ません。鍼灸は、「ツボの効果」を操ることが醍醐味です。そのために必要なのが連想力です。

ゲーム感覚という表現は不謹慎ですが、臨床力はゲーム感覚で養うのが早いと真面目に思っています。

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再現性の高い鍼灸を実現するために実践している5つのこと
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ÍםÝ: 再現性とはなんだろう? 鍼灸がもっとも早急に乗り越える課題は再現性ではないでしょうか。この記事の中で使う「再現性」は次の2つの条件を同時に満たすものと定義しておきます。 ①繰り返し同じ結果が得られる ②誰が行っても同じ結果が得られる いわゆる「腕を上げる」...

再現性とはなんだろう?


鍼灸がもっとも早急に乗り越える課題は再現性ではないでしょうか。この記事の中で使う「再現性」は次の2つの条件を同時に満たすものと定義しておきます。

①繰り返し同じ結果が得られる
②誰が行っても同じ結果が得られる

いわゆる「腕を上げる」は①を目指す世界です。①を極めていけば名人芸に達します。名人になればなるほど、他人には真似の出来ないものになっていきます。「私にしかできない」という技術は、競技の世界であるならば素直に賞賛できます。

しかし、医療という場においては、特定の人しかできない技術は手放しで喜べません。誰もが同じことができて、はじめて医療の進展と言えるからです。②の「誰が行っても同じ結果が得られる」を求める姿勢がなければ、鍼灸が市民の医療になることは夢のまた夢です。



鍼灸では、未だに①を追い求めてばかりです。②の重要性に気がついている鍼灸師が少なすぎます。鍼灸師が個性を伸ばすのは、再現性の担保ができてからでも遅くありません。楽譜通りに弾けないピアニストが自由な表現を追求しても相手にされないように、鍼灸も想定通りの変化を起こせない鍼灸師に自由を求めても、独りよがりであると言われます。

そう言われないように、私の取り組みを5つ紹介します。

1.ツボの位置をしっかり定める


ツボの位置は比較的自由です。国家試験で答えればよいのは、大まかな位置です。実技で示す必要もなく、文言で覚えておけば良いのです。

たとえば、「合谷」というツボ。教科書には「手背、第2中手骨中点の橈側」とあります。勘の良い人なら、すぐに気がつきますが深さの情報がありません。人間は立体的ですから平面的な情報だけもらってもたどり着けません。
合谷(ごうこく)の位置


「オフィスのあるビルは教えてもらったけど何階にあるんだ?」となりますよね。何階にあるのかは自分で考えなさいというルールなのです。「私はこう思う、僕はこう思う、俺はこう思う...」になります。

ある人気講師は「あなたが合谷だと思った所が合谷でいいんですよ」と「鍼灸は自由であっていいんです」と教えてくれます。肯定してくれる講師を嫌いになる受講者はいません。だから、ゆるい教え方の方が受講者に好まれます。

私は、ミリ単位でツボの位置を定めるべきであると考えています。それが合っているか間違っているかを判断するのは、臨床において再現性の条件である①と②を満たるかどうかです。私が定義した位置を社内メンバーやセミナー受講者と共有し、高い確率で同じ変化を導けたら妥当な位置であると考えています。


2.使うツボの数を少なくする


一度の施術で使うツボの数は少ない方がよいです。ツボを100個も使ってしまったら、どれが効いたのかわかりませんよね。

「ツボの複合的な作用がある」という反論があるかもしれません。確かにそれはあるでしょう。しかし、再現性を高めるには不向きな発想です。ただでさえ、鍼灸は複数の要因が重なる療術であるのに、ツボの数を増やしてしまったら絶望的になります。

ツボは単独でも効果があります。まずは、ツボ単体で考えやすいように臨床では無駄なツボを使わない工夫をすべきです。再現性が高くなれば、臨床においても期待する効果が得られやすいので、患者さんにとっても利が高いのです。加えて、患者さんの負担も少ないというメリットもあります。


3.特別なテクニックは使わない


ライバルの鍼灸師を出し抜こうとして、他の鍼灸師が真似のできないテクニックを追求したくなるものです。
特別な鍼

それはそれとして、誰でもできる技法の範囲で結果を出すことが再現性を高めるには必要です。ただ、誤解してほしくないのは「下手な鍼灸師でもできる」という意味ではありませんし「練習の必要はない」という意味でもありません。「練習をすれば80%の人が到達できる」くらいの意味で書いています。


4.説明できないことはやらない


臨床経験が豊富でも難しいのは、自身の施術を解説することです。実際の臨床では、特別な事情がない限り、患者さんに患者さん用の説明だけで十分です。同業である鍼灸師に専門的な解説をする必要はありません。

ですから、ツボ選びに「なんとなく」があっても臨床は成り立ってしまいますし、中には「必要なことは手が勝手にしてくれる。君もそうなるように練習しなさい」という、解釈不可能な指導をする鍼灸師もいます。

そのツボを使うには意味がある


誰もが認識可能な情報を共有しながら、解説を交えて施術することは難しいです。実際の臨床で行うかどうかは別として、第三者に解説できる心構えは大切にしています。


5.あいまいな言葉は使わない


再現性の条件②「誰が行っても同じ結果が得られる」のためには、用いる専門用語はしっかり定義しておく必要があります。

鍼灸においては、あいまいの最たるものは「気」です。どんな意味にも使える変幻自在の便利な単語です。定義のないまま説明をされ、「わかるだろ?」と言われても「何のことですか?」と返答するしかありません。
スライス1

「気」という言葉を使ったらいけないとは言っていません。定義のない「気」という言葉は受け取る側の解釈次第であることを承知の上で使うべきです。そこに留意できなければ、再現性のある鍼灸が訪れることは永遠にないでしょう。

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バカではツボが減らせない
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ÍםÝ: ツボの数、鍼の数 まずはこのツイートからどうぞ。 所持品を増やすことはバカでもできる。 所持品を減らすことはバカだとできない。— PuANDA (@shoichirosm) January 4, 2020 私にはこんなふうにストレートに言える勇気はありませんが、鍼灸の臨床において同じことを思っ...
バカではツボが減らせない


ツボの数、鍼の数


まずはこのツイートからどうぞ。

私にはこんなふうにストレートに言える勇気はありませんが、鍼灸の臨床において同じことを思っています。施術時に使うツボを減らすにはアタマが必要になります。鍼灸師という仕事は頭脳ワークです。

「気になるツボすべてに鍼をすればいいんじゃない?」

という人がいるかもしれないのですが、そうはいきません。バイキングで好きなだけ食べてお腹を壊すように、身体を刺激しすぎて状態を悪化させてしまいます。いかに少ないツボで身体を調整できるかが腕の見せ所です。

まさにこういう思考のことです↓


ツボと鍼の数が増えてくるとどうなってしまうのでしょうか。どんなふうになってしまうのか親しい鍼灸師が、ありがたいことに体験してくれました。ボリュームがある記事ですので、お時間のある時に開いてください。

グリーンノア鍼灸院のブログ『鍼100本打たれたらどうなるの?』

刺激にはちょうどいい質と量があります。例に挙げたように料理で考えればよいのです。鍼は、モノとしてある料理と違って、適量が「どれくらい」なのか視覚的に見えません。時間の許す限り鍼をし続ける行為は止まらないわんこそばです。

料理人が、お客さんの限られた胃袋の範囲の中で最高の体験をしてもらうと、相手の好みや体調に合わせてコース料理をつくるように、鍼灸師も工夫をします。

もし「鍼をたくさんしてもらった方が患者さんは満足する」という鍼灸師がいたら、それはフードファイターを相手にしているからです。通常は、ちょうどいいツボの数、ちょうどいい鍼の数があります。


究極の一本


理想を言えば、一つのツボ、一本の鍼で仕上げたいものです。結果的にそういう時もありますが、一本だけに制約するのは極端すぎてやりづらくなります(そのツボで効果がなかったら終わりって…厳しすぎる)。

私の考えはゆるいので「できるだけ少なく」です。指導する際には、一つの症状に3~7本くらいをおすすめしています。複数の症状があっても、10本以内におさまるようにしたいです。

ツボと鍼が増えて困るのは、刺激量の問題ばかりではありません。増えれば増えるほど、どのツボで効果が得られたのか判断できなくなります。

たとえば、鍼を100本したあと、仮に、患者さんが「良く効きました!」と言ったとして、どのツボが功を奏したのか判断のしようがありません。

次回の時も、偶然そのツボにヒットすることを期待して、100本スタイルを続けなければいけません。患者さんが100本に耐えられるファイターならばよいですが…。

私は、鍼を1本刺すたびに身体に起こる変化を確認します。鍼は一本でも必要なツボに適度な刺激を与えるなら著効が期待できます。今日もリウマチの患者さんで「背中が痛い」という方の手のツボに鍼を一本したら、「痛みがとれました」とおっしゃっていました。

胸椎の6番と小指のツボの関係を利用したからです。リウマチのように、身体の節々が炎症して痛む場合には、背骨の際(きわ)に、独特な圧痛(押すと痛みが出る所)が出ます。手のツボで胸椎6番の際(きわ)に作用させながら、炎症を抑える効果を狙いました。


鍼治療の醍醐味


このように、1つのツボにいくつかの目的を乗せることができます。それには、事前に患者さんの全体像を知っておく必要があります。刺鍼前の問診と触診が重要になります。

痛みのあるところに安全に刺鍼すれば、それはすべて鍼治療と呼べるものです。ただし、そこには限界があり、その限界を突き破るために理論があります。鍼治療の醍醐味は、患部に鍼をしなくても、ツボの効果によって遠隔からアプローチできることです。それを極めていくと、極小の刺激で症状を好転させることができます。

そもそも、ツボというものは、弱刺激で効果が長続きするところです。笑いのツボがそうでるように、みんなが同じとは限りません。相手に合わせて、その一点を探す仕事です。ここに鍼灸師という職業の面白さをやりがいがあります。

今日言いたかったのは「バカでは良い鍼治療ができない」ということです。でも、腕が良い鍼灸師ほど「鍼バカ」って呼ばれている可能性があるので注意してくださいね。そう呼ばれたい。

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2020 正直に生きて愛されたい
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ÍםÝ: あけましておめでとうございます。 2020年を無事に迎えることができました。誰もが必ず迎えられるわけではありませんから、本当におめでたいです。 本当は、すぐに今年の意気込みを語りたいところですが、2019年は私にとって特別な年でしたので振り返らずにはいられませ...
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あけましておめでとうございます。

2020年を無事に迎えることができました。誰もが必ず迎えられるわけではありませんから、本当におめでたいです。

本当は、すぐに今年の意気込みを語りたいところですが、2019年は私にとって特別な年でしたので振り返らずにはいられません。反省すべきことが多いので、整理してから次に進みます。2020年は2019年の学びを活かして仕事も生活もアップデートします。


思考と感情を記録する


このブログは、私の行動も記録されますが、思考と感情も記録されます。私には、思考と感情を記録する目的が主です。行動は写真や動画で記録が残りやすいのですが、思考は意図的にアウトプットしておかないと、いつのまにか上書きされてしまいます。油断すると、自分の過去は都合よく書き換えてしまうものです。

生きているとつらいことがあります。毎日のように患者さんと接しているので、この感情と向き合いながら生きています。

どんなにつらいことがあっても思い出に変わる時があります。時間がそうさせてくれることもありますし、心が整理できた時にそうなることもあります。トラウマにせず、よい思い出にするには、記憶と感情の整理がもっとも重要ではないかと思います。

専門的な話になりますが、ツボは記憶と密接に関わっていると考えています。感情とも関係が深いです。通説ではありませんが、これからの研究で詳細が明らかになっていくでしょう。

少なくとも凝りの程度と位置情報はその人の状態を表す立派な情報です。「毎日同じところが気になる」ということは記憶されている証です。体の状態は脳に伝わりますから、ツボと脳の関係も密接です。

このように考えると、鍼灸師という職業は記憶を扱う仕事です。記憶を整理することで健康を取り戻すお手伝いをしているのです。

ということで、自分の記憶もしっかり整理したいと思っています。

ちなみに、メンタルを「強い」と「弱い」で考える人が多いのですが、強弱で考えることはおすすめできません。出来事に対する記憶の仕方の違いが、メンタルの安定感の違いになると考えているからです。上手に記憶を整理できる人が、精神が安定するので「メンタルが強い」と言われます。私もメンタルを褒められることがありますが、強いわけではないのです。記憶を整理する習慣をもっているだけです。ここだけは自慢できます。


自分に嘘をつかずに生きる


自分に正直に生きることは意外と難しいことです。ついつい周りに合わせてしまいます。「迷惑かけちゃいけない」とか「変なふうに思われたらいやだな」とか、思ってしまいませんか。

でも周りに合わせて行き着くのは、無理してつくる平均です。自分に嘘を付きながら生きていれば、精神がどんどんすり減ってしまいます。平均の中に幸せが眠っているとは思えません。

仕事でも正直でありたいです。小さな院でも経営していれば不安はつきまといます。不安が強くなればなるほど平均に向かっていきます。みんながやっていることの方が安心できるからです。

しかも、上手くいかなかった時に、「みんながそうしているから」と言い訳にもなるのです。でも、平均をとってうまくいくことはありません。みんながやっていることは時代遅れになっているからです。

経営の正解はわかりません。これだけ時代の動きが激しいと先読みができません。どうせ失敗するならば、自分に正直にやって失敗した方がマシです。自分に嘘をついて失敗すると人のせいにしたくなります。一番よくないことです。

正直でいると、「自由で勝手すぎる」と離れていく人が出ます。でも気にしません。本当の仲間は、自由で勝手すぎることにワクワクしてくれる人たちだと思っているからです。

でも、正直を通すにはひとつ条件があるように思います。それは、理解してくれることへの感謝の気持ちです。新年を迎えられたのは、私を理解し応援してくれた人たちのおかげです。改めて、ありがとうございます。


余裕をつくって愛されたい


私は、そこそこ正直に生きられるようになってきたのですが、余裕がぜんぜん足りません。2つの原因が考えられます。

一つ目は時間の配分が下手であることです。そのため、忙しくなってしまうのです。端から見ても自分の感覚でも忙しい状態になります。文字通り、心を亡くした状態になり周囲に無関心になってしまいます。本当は無関心ではないのに、無関心な態度に見えてしまいます。それで誤解されて損をします。

二つ目は、夢中になってしまうことです。これは欠点であると同時に長所なので、周りに理解を求める努力が必要だと思っています。私は、集中できることには異常に集中してしまうタイプです(全く集中できないこともたくさんあります)。その世界に没頭してしまうので、周りが見えなくなります。

ただ、周りが見えない時ほど、ひらめいています。私と一緒に働いているメンバーはそのことを理解しているようで、フォローしてくれます。本当にありがたいです。

没頭していることが多いので、周りにいる人間は「なぜ大事にしてくれないのだろう」と感じる人もいるでしょう。大事にしたいと思っていても視野が狭くなっていて気がつけないのです。

時間は有限、そして体は一つです。自分の器に合わせて人間関係を整理することが必要なようです。努力に関係なく理解し合えない人がいます。そこで消耗してしまうと新しいことができません。割り切りをして、理解してくれる人のために時間を使おうと思います。

「余裕がある人って素敵だなぁ」

って、思われるようになりたいですね。そうしたら、愛される人間になれると思います。なんだか、愛に飢えている人みたいな感じになってしまいましたね。


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鍼灸学校を卒業したら、どこで誰から学べばよいのか?
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ÍםÝ: 教えてくれるところを探してさまよう新米鍼灸師 鍼灸師は国家資格です。患者さんを診るだけのスキルを身に着けて学校を卒業します。でも、自信を持てない鍼灸師が大半です。免許を取って最初に考えるのは、「教えてくれるところないかなぁ」です。職場に求める場合もあれば...
鍼灸学校を卒業したら


教えてくれるところを探してさまよう新米鍼灸師


鍼灸師は国家資格です。患者さんを診るだけのスキルを身に着けて学校を卒業します。でも、自信を持てない鍼灸師が大半です。免許を取って最初に考えるのは、「教えてくれるところないかなぁ」です。職場に求める場合もあれば、セミナーで力を蓄えようとする人もいます。

読んでいる患者さんが不安にならないように補足しておきます。免許を取得した鍼灸師の鍼とお灸は安全です。安全性を担保するための国家資格です。鍼や灸は、使い方によっては事故が起こるものです。そのリスクを管理できるのが、免許を持った鍼灸師です。免許を持たない人は鍼灸ができません。日本の法律では、鍼灸師の他に鍼灸ができるのは医師だけです。

免許をとって、臨床トレーニングできる場がある鍼灸師はごく少数です。国は用意してくれませんから、各々が自力で手に入れなければいけません。「教えてくれる職場」は、免許取り立ての鍼灸師にとって大きな魅力です。教育コストは、雇う企業や個人が負担するので、体力のないところはできません。割合で言えば、ほとんどの鍼灸院にはありません。

ちょっと前までは、労働基準法の外に設置されたような徒弟制度が残っていて、「給料は出さないけれどタダで教える(給料はもらえないけど、タダで教えてもらえる)」とシステムがありました。あくまでも、労働基準法外の話になるので、師匠と弟子の人間関係で交わされる契約です。

教育コストを実質タダにできる便利な仕組みだったかもしれませんが、時代に取り残されています。もしかしたら一周回って最新になるのかもしれませんが…。多くの企業が新入社員の教育を自腹で行っていることに、鍼灸院もそういう実情を無視することはできません。

鍼灸院の経営者が口を揃えていうのは、育てても出ていってしまう…。実際、それはリスクに数えられます。ですから、そういうリスクも加味した経営が必要です。資金的な余裕も必要ですし、働き続けたいと思われる魅力ある職場にすることも必要です。


人材教育には資金とノウハウ、そして環境が必要だ


人材教育を視野に入れた経営をすると、熟練した技術だけでは難しいですし、集客ノウハウを足してもまだまだ足りません。求人、教育、マネジメントなど多岐にわたるスキルが必要です。徒弟制度に代わるものを企業として整えようとすると、たいへんです。でも、必要なことです。

実現させるには、意気込みと合わせて施設も必要です。トレーニングの場を用意しようと思っても、群馬の院(養気院)では足りません。品川の院(カポス)は絶望的です。

実は、2年くらい前まで品川の院を拡大していこうと思っていました。このブログでもその計画を取り上げたことがあります(Kプロジェクト)。実際にやってみると、難が見えて来ました。群馬にいながら東京の技術指導や経営のサポートをしてきましたが、足りない部分が見えてきたのです。それが教育です。

現場スタッフには、技術指導とは別に教育をすべきでした。スタート時には、1ヶ月程度の研修を群馬で行った後、すぐ現場の責任者に任せていたのですが、こんな短期間で教育はできません。この反省を活かして半年に延長しました。

今だから言えますが、「群馬の研修期間がある」が求人に不利になると考え、研修期間をできるだけ短く設定していたのです。群馬で研修があるということで応募を諦める人が実際にいました。とはいえ、相手の事情や心情に合わせるこのやり方は失敗しました。

反省を生かして、現在は逆の考えです。群馬の研修に魅力を感じる人に来てもらおうと思ってます。そのために、研修システムと設備の強化を進めます。

そして、私は経営者でもあるので、教育を収益に結びつける仕組みを設計しようとしています。「新入社員研修」と並行して「卒後教育」という事業へと発展させていくことを視野に入れています。

つづく...

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本当の挑戦はここからだ
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ÍםÝ: 施設拡大計画が進行中 今、群馬では一つの計画が進んでいます。 これまで大きな挑戦を2つありました。この挑戦は三度目です。今までで一番大きな投資になります。 額が大きいので「大丈夫?」って心配されますが、わかりません。絶対に成功する事業なんてないの...
群馬の養気院を大改造


施設拡大計画が進行中


今、群馬では一つの計画が進んでいます。

これまで大きな挑戦を2つありました。この挑戦は三度目です。今までで一番大きな投資になります。

額が大きいので「大丈夫?」って心配されますが、わかりません。絶対に成功する事業なんてないので。「大丈夫にするしかない」って状況をエネルギーに変えていくだけです。

ここまでの挑戦を簡単に振り返って整理してみました。

一度目の挑戦は、鍼灸院の開業(26歳)でした。
二度目の挑戦は、セミナー事業(33歳)と東京での鍼灸院開業(37歳)でした。
三度目の挑戦は、教育事業に伴う施設拡大(43歳)です。

鍼灸のチカラをもっと世の中に知ってほしい一心でここまでやってきました。順風満帆なんてことはなく悪戦苦闘と試行錯誤の毎日です。細かな挫折は数え切れません。めげずに状況を楽しんでいると、誰かが手を差し伸べてくれます。だから、周りにはいつも応援してくれる人がいます。私は、そんな人たちに感謝しながら毎日を過ごせる幸せ者です。


才能と努力の限界を超える方法


世の中には鍼灸師の免許をとっても活かしきない人もいます。彼らの努力が足りないとか才能がないとか、そんなふうには思いません。真面目すぎたり、誠実すぎるためにうまくいかないケースもあるように思います。そういう人にこそ成功してほしいと思うのです。

成功している人は運に恵まれています。「運は自分で引き寄せるもの」と語る人もいますが、取り返せない失敗もします。自分の人生を振り返ってみても、失敗や挫折ばかりです。

①小学6年生のとき、胃痛で苦しんだ
 ⇒自分の体にツボを感じるきっかけとなる

②中学2年生で「ギランバレー症候群」と診断され、半年間の入院生活
 ⇒多感な時期に思い通りに体が動かない苦しさを経験した。

③中学3年のとき、膝に原因不明の激痛が出て医師にさじを投げられる
 ⇒医学や医師は万能ではないことを知った。

④大学受験で第一志望に落ちた
 ⇒合格していたら鍼灸の道を捨てていたはず。

⑤鍼灸学校の第一志望に不合格で第二志望に合格した
 ⇒理由あって第二志望にしたが、合格したのは真の第一志望だった

こうしてみると、不運のあとには幸運がやってきています。不運だと思っても本当はそうではなくて、神様が「そっちに行っちゃダメ」って止めてくれたのかもしれません。今年も、大きな挫折を味わいました。これまでの流れから、もうすぐ幸運がやってくるはずです。

人生には流れのようなものがあって、思い通りにならない場面があります。努力不足だと言われても、やっぱりどうにもならないことがあります。だから、そんな時は意味を見つけるしかありません。意味が見つかったときには、別の道が開けていることが多いです。


伝えなければ伝わらない


ここまで私一人の力ではやって来られませんでした。特に、どんなときでも私の味方でいてくれた妻には感謝の念が絶えません。

誰かに協力をしてもらいたかったら、想いを伝え続けなければなりません。どんなに近い人でも、黙っていては想いは伝わりません。協力してもらい続けるには感謝の言葉を言い続けることも大切です。振り返ってみると、うまく行っていない時は伝えられていないときです。伝わっていると勘違いしているときが危ないです。

身近な人には、直接口で伝えられますし、離れている人ともネットで繋がっている時代です。必要なのは、伝える気持ちだけです。

離れている人にも、想いは届けられます。想いを書き続けているといろいろなことが起こります。セミナーに受講者がどんどん集まって、協会を設立できるようになったのも、スペインで活動できるのも、書き続けてきたからです。

この記事は、いつ誰に届くのかわかりませんが、確実に誰かに届きます。すぐに何かが起こらなくても、いつか何かになるのです。

ブログを始めたのは2004年。その頃は20代でした。ライブドアブログと共に年を重ねてきました。このURLは私の履歴書です。私の歴史にアクセスしたい人が時々いるので、あえて古い記事をそのまま残しています。

20代、30代の鍼灸師を見ていると勢いを感じます。彼らの伝えるパワーに圧倒されます。心底すごいなって思っています。感心してばかりもいられないので、私もどんどん情報発信します。


次回は、第三の挑戦について詳しく書きます。
なぜ、借金をしてまで施設を拡大するのか...心情と展望を明かします。


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(第6話)整動協会とぼくらの未来
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ÍםÝ: 無料から有料へ 私が代表を務める整動協会は設立から2年が経ち、次のステップに向けて準備を進めています。無料のコミュニティとして発足し、のちに有料のコミュニティに移行してきました。想像していた通りですが、無料と有料では会員さんの意識は大きく変わります。「無...
整動協会とぼくらの未来


無料から有料へ


私が代表を務める整動協会は設立から2年が経ち、次のステップに向けて準備を進めています。無料のコミュニティとして発足し、のちに有料のコミュニティに移行してきました。想像していた通りですが、無料と有料では会員さんの意識は大きく変わります。「無料なんだし」という理由で、許されていたことが許されなくなります。

会費が会の収入として入ってくるので、活動費用に余裕ができるいっぽう、会費に対する対価を提供できているのかと、厳しく自問していくことが必要です。鍼灸師の仕事や講師の仕事は楽しくできていましたが、組織の運営では「楽しいですよ」とは言い切れない自分がいます。「仕事は楽しもうよ」と人には言っている私が、心の内では「仕事は楽しいことばかりじゃない」と思っているので、明らかに矛盾しています。

人間関係の網がもつれないように、やりくりするのは簡単ではありません。いってみれば、組織運営は新しいスポーツへの挑戦と同じです。もし、私に才能があっても、1年程度では全国大会にはいけないでしょう。私が完成されたリーダーでないことは、私が一番よくわかっています。日々トレーニングです。少しずつ実力がついてきていると思います。

協会が発足する前は、会費のないコミュニティで、会員数が200人を超えていました。協会ができた時、数十人が抜けたので、160人くらいからのスタートになりました。


がんばりをねぎらいつつ、成果を冷静にみる


コミュニティが有料化されてからの1年を振り返ってみると、会員の増加数は+7人(163人⇒170人)です。有料化したから仕方ないと見ることもできますが、コミュニティ運営に多額のコストを費やしたので言い訳はできません。この数字を評価して結論を出すのもリーダーの仕事です。

私の手や目が行き届かないところは役員が代わりを果たしてくれました。私の知らないところでがんばっていたと思います。

彼らが費やした汗を想像し、ねぎらういっぽうで、代表としては、会費が有効に使われていたかを厳しく見なければいけません。役員は成果で評価すべきなので、私が把握している「がんばり」は箱にしまっておきます。

心を鬼にして評価すると、かかったコストに対し会員増加数が伴っていないように思います。もちろん、会員数増加だけで評価できませんが、協会の発足後、私と役員が課題としてきたのは、会員数だったからです。鍼灸師が成功できる協会であると認識されたら、自ずと会員数は増えるはずです。実績を冷静に見れば、内部充実と外部への発信力、どちらも足りていなかった可能性があります。会員数は会の運営資金にも直結しますし、増えた方が会の運営にプラスになります。また、会員が増えれば一人当たりの負担も減らせるかもしれません。

どのみち、現状と会費を照らし合わせると、会費の見直しを真剣に検討しなければなりません。そのためには、運営をコンパクトにしてコストを下げる必要があるでしょう。私一人では実現できませんし、改革にはみんなの理解が必要です。


相互扶助を実現するコミュニティ


「会の発展って何だろう?」って考えた時に、会員個人の成功に帰着すると思うのです。会員の一人一人が成功しなかったら、会が成功するはずがありません。どんなに崇高な目標を掲げても、会員一人一人が施術や経営で悩んでいたら前に進みません。だから、会員の成功をお手伝いするのが、もっとも近道で正攻法です。

鍼灸院の経営は他の業種同様に簡単ではありません。リスクを恐れて一歩を踏み出せない人もいます。根拠のない自信で飛び出して成功する人もいますが、失敗して諦めてしまう人も少なくありません。

成熟した組織が支援しても、リスクをゼロにすることはできませんが、半減させることくらいはできると思います。

私が考える会の在り方は、相互扶助です。会員同士がお互いに助け合う関係です。私もその一員になりたいと思っています。だから、私は時に助ける存在であり、時には助けてもらう存在です。上下関係ではなく、リスペクトし合える関係が理想だと考えています。

こういう観点からすると、まだまだ会員さんのスキルを引き出せていません。業界の外で養った高い能力を隠し持っている場合がとても多いのです。絵の才、音楽の才、デザインの才、編集の才、語学の才、スポーツの才、ユーモアの才、文才、経営の才など。思い当たる人がたくさんいます。


改革の時が来た


理想と現実を分けて運営しようと決意しています。超現実主義でいこうと考えています。未来に投資することは大事ですが、遠すぎる未来だと実現できぬ夢で終わってしまいます。

よい就職先を探したいとか、独立して食べていけるか不安であるとか、患者さんの数が落ち込んで経営が危ないとか、技術的に不安であるとか、そういう目先の課題が鍼灸師には降りかかってきます。

私は別の組織の理事をして「鍼治療の標準化」というプロジェクトに関わっています。すごく夢があるテーマで、実現したら医療の一部として鍼灸が認められる社会になります。とてもワクワクします。私が率いる整動協会は、そういう夢を抱くために必要な余裕をつくる場所にしたいです。

整動協会としては「整動鍼を普及させる」というミッションがありますが、整動鍼という技術体系が、鍼灸師の悩みを解決できなければ意味がありません。

改革のために、夏からずっと準備してきました。自分の想いを理解してもらえるように、内外に働きかけてきました。全員に理解してもらうことはできませんでした。私がやれることは、誤解を生じさせないことです。事実と違うことは勇気をもって訂正します。

リーダーとして未熟なところばかりですが、決断する勇気だけは忘れないようにしたいと思います。

6回に分けて、私の内面と共に組織の課題を告白してきました。中には、リーダーの揺らぐ姿を見て不安になった会員もいらっしゃると思います。でも、私はただの人間ですから常に揺らいでいます。特別な人間ではありません。そういう現実を隠して生きるよりも、弱さを含めた内面を理解してもらって生きる方を選んだのです。


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