噂の名物「ネギの春巻き」を求めて自転車で片道30分の旅路

先日、夢で祖母に「ずっと部屋にいたら苔生えるよ!!」と怒られた山崎です。

さすがに苔が生えるのは勘弁なので、小腹を満たすついでに群馬探索をすることにしました。

群馬に来て半年が経ちましたが、自転車での主な行動範囲は養気院、スーパー、コンビニとごく限られた場所にしか行ったことがありません。

はたして、迷子にならずに探索することができるのか。無事に食料にありつけるのか。

不安を抱えつつも部屋をあとにします。

いざ出発

天気と追い風を味方につけ、電動自転車の如く軽快にペダルを漕ぎます。

畑を突っ切る直線道路に、気持ちよさも倍増です。群馬の「ルート66」を颯爽と駆け抜けます。

普段は車で駆け抜ける道ですが、今日だけは壮大な山もゆっくり見放題です。

紅葉で色付いた山を想像しながら食料を求めて自転車を漕ぎます。

しばらく行ってちょっと曲がると、群馬と埼玉の県境にかかる上武大橋に到着です。

当たり前ですが橋も直線なので利根川の景色を楽しみながら走行します。

車内からは何度か見ていましたが、近くだとより一層川幅が広く感じ、もはや湖といった印象。

出身の青森県も割と視界が開けたところが多く気持ちが良いのですが、上武大橋のように高いところから広々とした景色を見ることはなかなかありません。

思わず自転車から降り、五感で存分に景色を楽しみながら橋を渡りました。

恐るべし埼玉の車輪キラー

利根川の雄大な景色に浸っているのも柄の間、歩道も徐々に狭くなり、次第にはほぼ車道を走行することに。

こうなるとこわいのが「車輪キラー」です。

 

※車輪キラー:踏み外すと車輪がガガガッてなってこわいやつ。主に歩道のない車道と導水溝の間に出現する。

 

今まで多くの車輪キラーに出会ってきましたが、埼玉の車輪キラーは別格でした。

一度踏み外したら転倒不可避のこの段差。恐ろしすぎます。おとなしく自転車から降りて歩けばいいものを、ハラハラしながらペダルを漕いでなんとか乗り切りました。

少し進むと田舎特有の「片方だけ落ちてるシリーズ」に遭遇。青森では軍手が多いのですが、今日は子供靴に出会いました。

(車輪キラーの餌食になったんでしょうか…)

まあ、おかげで新しい靴を買ってもらえたんだろうなと思うとほっこりします。

片道30分のネギの春巻き

そんなこんなで今日のお目当ての店につきました。

何度か訪れている『割烹 楓』 にお邪魔します。

入店してすぐに、ずっと気になっていたネギの春巻きを注文!!

具はネギと生姜のみ。

う、うまい…!!

帰り道が向かい風だということがどうでもよくなってしまうシンプルなうまさです。

久しぶりに遠くまで探索しましたが、様々な風景にリフレッシュできました。(帰りは過酷でしたが)

そろそろ群馬の空っ風が吹く季節のようなので、太ももを鍛えて今度はもう少し遠くまで探索してみようと思います。