リレーブログ② 小堀 こんな鍼灸師と働きたい

鍼灸師の小堀です。

さて、院長からリレーブログが回ってきました。

お題は「こんな鍼灸師と働きたい」という内容。

考えてみると、鍼灸師独特のものというわけではありませんでした。なので、小堀が違う業種にいたとしても鍼灸師という言葉を置き換えれば変わることがないスタンスになります。

早速本題に入りたいと思います。小堀の中で「これは必須」というものが1つ、「こんな人だったらいいな」と思うものが2つあります。

 

一緒に働いていて気を使うことがない

これは、小堀が必須と考えているものです。

「気を使うことがない」という言葉も広義すぎると思うのでもう少し説明させてください。

ここでいう「気を使うことがない」というのは、各自が業務をのびのび行うことができるという意味です。例えば、一人ひとりが周りを気遣うことができたらどうでしょう。ミスをカバーし合うことができれば、まず信頼関係が生まれます。そこで人に頼ってしまうことなく、自分も回りに気を遣えるようにしておこうと考えることができたら、ミスをカバーし合うことができる好循環が生まれます。多少のミスをカバーし合える環境で働くことができれば、お互いに気持ちよく働くことができるはずです。

 

向上心を周囲に示せる

これは、こんな人だったらいいなと思うもののうちの1つです。

現状に満足せずに、目標をたてて向上心を持つ。そしてその姿を周囲に見せることができる。こんな人とともに働けたらいいなと思います。

 

鍼灸に限らなくてもいいのですが、何かを積み重ねるような自己研鑽を続けられる人は実際のところそう多くないと思います。続けることは、そうたやすくないからです。だからこそそんな人は信頼できます。ただし、惰性で続けているのはこれに当てはまりません。なんとなくやっているのは自己研鑽に入らないからです。なので「目標を立てて」という言葉を入れています。

 

なぜこんな人達と働きたいと思うか。それはなにかに挑戦するときは、一人で挑戦するよりも何人かで挑戦したほうがより継続・集中できるからです。そして自ずと成功率も上がります。

 

これは学校が良い例です。我々の業界の話で言えば鍼灸の国家試験合格率。3年間在学してすぐに国家試験を受ける人の合格率と、浪人して国家試験を受ける人の合格率は明らかに違います。また、一度浪人してしまうと合格するのは難しいと言う話も鍼灸学校の教員からよく聞きます。これは個々の学力の問題ではなく学習の環境の問題であると考えています。そばにいる人が一生懸命勉強していると、その熱量は伝播します。浪人してしまうとそれがなくなってしまうため、勉強の質が落ちてしまい合格するのが難しいというわけです。

 

話は戻って、これが職場で起きるとどうなるか。ある目標に向けて努力している人たちがたくさんいる環境では、その目標達成率が高まると考えています。目標に向けて努力している姿をみせるということは、目標に手が届く確率、いうなれば周囲の能力向上に寄与することができるということです。

 

鍼灸の枠を超えた好奇心

こんな人だったらいいなと思うものの2つ目です。

これは先程のような硬い感じではなく、単純に様々な分野に魅力がある人っておもしろいよねと思うからです。もちろん、鍼灸に興味がなくてもいいというわけではありません。鍼灸師である以上、鍼灸に対する思いは各自がもっているものと考えています。

 

鍼灸以外にどんな物に興味をもっているか、どんなことが好きかという部分にその人の幅や人間性が見え隠れします。そこをちらっと覗き見できると、その人のことをもっと知ることができるし、職場では見られない一面を見れるとより親密になれるような気がします。また、この人は自分が全く知らないような世界を知っているんだとわかれば、そんな相手のことをお互いに尊敬しあえる関係でいられるはず。

 

人としての面白さを、こういう部分で感じ取りたいなと思っているので多岐にわたる好奇心を2つ目にあげてみました。

 

これに当てはまらない人と働くこともできるけども…

とここまで書いてみましたが、正直ここに上げたものに当てはまらない人と働くことは絶対にできると思ってます。でも、働いていてお互い気分がいいよねってなるのは多分こういう人たちなんじゃないかなと思いながら今回ブログを書いてみました。

 

幸いにも、今働いている人たちは今回のブログの内容に当てはまる人たちなのでしょうか。(小堀のひとりよがりかもしれないけど)とても気持ちよく働かせてもらっています。

 

こんな職場を作ってくれた栗原院長に感謝しつつ、バトンを次の人へ回したいと思います。