整動鍼はピタゴラスイッチだった?!

新入社員の山崎です。

10月18~19日にかけて整動鍼のセミナーが開催されました。運営兼受講者として僕も参加したのでレポートを書こうと思います。

そもそも整動鍼ってなに?

整動鍼は、名前の通り動きを整える鍼の技術です。実際に受けてみたときは、一本一本鍼をされる度に元の体を取り戻しているようでした。

鍼は症状のある局所にすることは少なく、ほとんどが局所からは離れた部位にされます。離れた部位にも関わらず効果が出る人体の不思議さと、局所を刺されないという安心感がありました。

この身体的な負荷の少ない鍼の技術を会得するために、理解が置いて行かれぬよう今回のセミナーも必死にかじりついていきます。

手足のツボだけで体が楽になる!!

今回のセミナーの鍵は手足のツボでした。なんと、首や背中、腰やお尻など広い範囲に対して手足のツボから効果を出せるというのです。

ということは、背中に痛みやコリがあるけれど、すぐに脱げない状況であったり、肌の露出を控えめにしたい…という女性の気持ちにも配慮することがでるじゃないですか!!

なんとしてもモノにしようと張り切ります!!

 

…が、さすが複雑な動きができる手足だけあって、内容も複雑です。理解が置いていかれました。

どうにかならないものかと頭を抱えているとあることに気づきました。

整動鍼のツボとピタゴラスイッチは同じ!?

「ピタゴラスイッチが分からない!」という方のために、こちらに動画のリンクを置いておきます。

見ていただけたでしょうか。謎の手が仕掛けを作動させて、その仕掛けが他の仕掛けを作動させ、最後に「ピタ♪ゴラ♪スイッチ♪」と鳴る構造です。小学生の頃夢中で見ていました。

整動鍼では、ツボが他のツボへと作用し、そのツボがまた…といった具合に、ツボの効果が連鎖する現象を探し当て、それを利用します。だから症状から離れた部位でも効果があるんですね。

そして、このツボの効果が他のツボに連鎖していく様子は、仕掛けが連鎖していくピタゴラスイッチとすごく似ています。

頭を抱えるほど難しかったのですが、「ああ、整動鍼はツボをピタゴラスイッチのように使っていたのか」と思ったら、整動鍼が何をしているのか、ツボが何なのかが少しイメージしやすくなりました。

ツボの効果をうまく連鎖させることは奥が深く、簡単ではありませんが、いずれは自由にツボを使いこなし多くの患者さんを「ピタ♪ゴラ♪スイッチ♪」と言わせたいと密かに思っています。