岡本です。ついに方法を見つけてしまったので、ここでシェアします。
ご存知のとおり、主な移動手段が自動車である群馬県において(運転免許保有率は群馬県が全国首位、自動車の保有率も全国首位)、電車、バスなどで目的地へ行くことは非常に不便です。
ここ養気院においてもそれは例外ではありません。地元の人はほとんどが自家用車で来られるので問題ないのですが、当院は患者さん以外の来客も多い鍼灸院で、鍼灸学生や技術セミナーの受講者などが訪れます。
車を持たない方が東京方面から来られる際の最寄りとなるのが、JR高崎線の「深谷」駅なのですが、ここからのアクセスをどうするかが大きな問題となっていました。
今回、多少の手間はあるものの、深谷市と伊勢崎市内を運行しているコミュニティバスを組み合わせて利用することにより、深谷と養気院を行き来する方法を発見しましたので、このブログで共有いたします。
2003年の開院以来、誰も成し遂げなかった深谷駅―養気院路線を開拓したことは、インド航路を開拓したヴァスコ・ダ・ガマに並ぶ偉業として後世に伝えられることと思います。
深谷から養気院へ
深谷市が運営しているコミュニティバス「くるリン」に、事前に電話で予約することで好きな乗車地点と降車地点を選べる「デマンドバス」というシステムがあります。
この中にある「北部デマンド」バスを利用すると、深谷市と伊勢崎市の境界にある「上武大橋南」まで来ることができます。(乗車料金は200円)
↓北部デマンドバス停マップの「ほ 003 上武大橋南」
http://www.city.fukaya.saitama.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/37/R2.4guide_P4.5.pdf
タクシーなどとの競合を避けるためだと思いますが、深谷駅周辺1km以内にバス停はありません。
深谷駅から徒歩8分ほどのところにある「ほ 186 東和銀行前」から乗車することができます。(上記マップを参照)
そして、上武大橋南には、伊勢崎市が運営している、いせさきしコミュニティバス「あおぞら」のバス停があります。
この「あおぞら」が「上武大橋南」にやってくる時間に合わせて、深谷の「くるリン」の予約を取れば、「くるリン→あおぞら」を組み合わせて養気院に来ることができます。
あおぞらで乗車する路線は、「11-1 境島村シャトルバス」で、「上武大橋南」から乗車(9時09分 10時39分 13時09分 15時39分 17時09分の計5便)、「境東公民館」で降車します(9時15分 10時45分 13時15分 15時45分 17時15分)。
手順を整理します。
①深谷市コミュニティバス「くるリン」のデマンドバスの予約を取る。
乗車地点は「ほ 186 東和銀行前」、降車地点は「ほ 003 上武大橋南」で、伊勢崎市コミュニティバス「あおぞら」が上武大橋南に来る(9時09分 10時39分 13時09分 15時39分 17時09分)よりも前の時間を降車時刻に指定する。
②上武大橋南から「あおぞら」に乗車し、「境東公民館」前で下車。養気院まで徒歩1分。
養気院から深谷へ
1.で説明したルートの逆を使います。
①深谷市コミュニティバス「くるリン」のデマンドバスの予約を取る。(乗車地点「ほ 003 上武大橋南」、降車地点「ほ 186 東和銀行前」)
②「境東公民館」から「あおぞら」に乗車
③「上武大橋南」で降車、予約していた「くるリン」に乗車し、「東和銀行前」で下車→徒歩でJR深谷駅へ
「くるリン」運行日時
毎日 午前7時00分から午後7時00分まで
(正午から午後1時は除く・12月29日~1月3日は除く)
「くるリン」予約できる期間・時間
予約期間:【電話の場合】利用日の8日前から出発時間の1時間前まで。
予約時間:【電話の場合】午前9時から午後5時まで
注意点
※デマンドバスは乗り合いバスで、必ず希望の時間に予約を取れるわけではありませんので、できるだけ余裕をもって(利用日の8日前から予約可。希望時間は早いもの勝ち)予約を取る必要があります。
※デマンドバスは初回予約時に名前、住所、電話番号の登録が必要です(深谷市民でなくても利用可能です(電話で確認済み))