鍼灸師の相原です。
今回、初めて当院の栗原院長が代表を務める整動協会主催の「触診刺鍼強化合宿」に参加してきました。
会場は埼玉の浦和にある別所沼会館。公園の中にあり、自然に囲まれた静かな場所で、都会の近くとは思えないほど穏やかな空気に包まれていました。
触れることからすべて始まる
2日間の合宿では、“触れること”をメインに練習。
あらためて「原点は活法なんだな」と感じる時間でした。地味で派手さはありませんが、反復練習の積み重ねが一番大切なことを再確認しました。
笑顔と会話にあふれた時間
夜の懇親会では、スタッフや参加者のみなさんと普段なかなかゆっくり話す機会がない分、いろんな話ができて、新たな一面を知れたりと貴重な時間を過ごしました。
充実の朝時間
2日目は、朝食後に公園の中を散歩。緑がとてもきれいで、朝の風が気持ちよく、目も頭もスッキリ。こういう時間は気持ちがリフレッシュされます。
課題と向き合う中で感じた手応え
2日目は触診の延長線上に刺鍼があることを意識しながら練習を進めましたが、実際にやってみると、自分の癖が次々とあぶり出されるような感覚がありました。意識すればするほど課題が見えてきます。一つひとつ向き合って直していくしかないなと感じましたが、鍼を入れる、戻すという動きをイメージすることで、触診の感覚と実際の刺鍼がつながる瞬間があり、手応えを感じました。
印象に残ったこと
「言語化」と「感覚」の両方の大切さです。
これまで感覚的とは?と悩んでいましたが、結局どちらも必要なんだと実感しました。また、練習する側ばかりが上達すると思っていましたが、受け手として感じて言葉にして返すことの重要性にも気づきました。さらに合宿中の質問や会話から自分の中で新しい視点が生まれ、「当たり前」と思っていたことも一つずつ納得しながら自分の中に落とし込めたのが収穫でした。
美味しい食事でパワーチャージ
なんといっても食事も毎回とても美味しく、品数も豊富で栄養バランスもばっちり。ご飯が美味しいと全体の満足度がぐんと上がります。
仲間と過ごす学びと気づきの2日間
最後にバタバタしながら撮った女性陣との集合写真もいい思い出です。
技術だけでなく、人とのつながりや自分の課題にも気づけた、実りの多い2日間でした。
あとで知ったのですが、今回の会場である別所沼会館は今年度末で64年の歴史に幕を閉じるそうです。最後の年にこの場所で学べたことを思うと、感慨深い気持ちになりました。