逆子の鍼灸体験
第1話 逆子体操したけど…
第2話 いざ鍼灸院へ
第3話 鍼灸師の登場!
第4話 お灸ですよ
第5話 赤ちゃんが動いた
漫画の補足
あれ?熱くないかも…
逆子の矯正に使うお灸はとても小さく、マッチ棒の先よりもずっと小さいなものです。熱が皮膚に接するのはほんの一瞬。やけどになる前に火は消えてしまいます。
体がポカポカ
お灸に安心するのと同時に、赤ちゃんが動き出すのがわかります。この時、すぐに回って治る場合もありますが、お灸をしてから2日以内に変化することが多いようです。体がポカポカして、湯上がりのようになります。帰る頃には、お灸が熱いことを心配していたことが過去のことになっているはずです。
鍼も使用
漫画ではお灸を取り上げましたが、お体の状態に合わせて鍼も使っています。鍼も「痛くないかも…」と思っていただけるはずです。それよりも、赤ちゃんが動くことが印象に残ると思います。鍼とお灸は、鍼灸師の判断で使い分けています。
鍼灸師の願い
鍼灸院に対してどんなイメージをお持ちですか?ひょっとしたら「漫画」のような鍼灸院はあるかもしれません(笑)
私たち鍼灸師の立場からも、入りにくくて、我慢を強いる鍼灸院にはしたくはないものです。逆子がきっかけで鍼灸を受けることになった妊婦さんが多数来院されています。そんな鍼灸初心者(?)の方に緊張せずに受けていただきたい、それが当院の願いです。
「鍼灸院に抵抗があって、逆子を治すチャンスを失った。」そんなことがないように、当院では利用しやすい施設や施術であることを大切にしています。
妊婦さんの気持ち
逆子になると、まず最初に試してみるのが逆子体操ではないでしょうか。産科で方法を教えてもらう妊婦さんも多いと思います。それで治ってしまうのが一番ですが、中にはそれだけでは治らない場合が残念ながらあります。
「できるなら帝王切開はしたくない」
と思うのは自然ななことです。でも、その気持ちが強すぎるとプレッシャーを感じてしまい、ストレスになってしまいますよね。
一刻も早く逆子を治したいと思って、
「何かよい方法はないかしら…」
と、ネットで情報を探される方も増えたように思います。
「逆子」で検索するとお灸の効果を紹介しているページがたくさんあります。
「治るかもしれないけど、鍼灸院には行く気になれない…。」
と、思う方が多いのでは。お灸を買ってきて自宅で試す妊婦さんの姿が想像できます。ツボの位置を確かめながら、「この辺でいいのかな〜」なんて。
でも、鍼灸院で行う施術と自宅灸では効果が違います。鍼灸師はツボの選び方を熟知していますし、安全にお灸をしてくれます。でも、妊婦さんの本音は「怖いからイヤ」。
確かに、お灸といえば“おしおき”。そんなイメージでは“熱さに耐えるもの”と思うのが当然かもしれません。。 でも、そう思って治るチャンスを逃してしまう妊婦さんがいると思うと、残念でなりません。
実際は、熱さを我慢する必要なし。温かくて気持ちよい感じです。鍼の刺激は毛を一本抜く程度。注射とは全然違います。
辛かった悪阻(つわり)やこれから待っている出産に比べれば、何でもないと思うはずです。受けるまでは不安があっても、一度受けてしまえば、
「もっと、早く受ければよかった」
と、思うかもしれません。
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