鍼灸師一年生のはるちゃん成長日記 19.正反対の二人が会ったら面白いは本当だった

こんにちは!新入社員の川﨑です。

 

【前回までのあらすじ】

スタバで福岡限定フラペチーノを満喫しつつ、対談に向けて英気を養った私たちは、いよいよルート治療の創案者 白川勇作先生が待つ「鍼処SHIRAKAWA」へと向かうのでした。

 

そもそもなぜ博多に?!

 

今回白川先生と対談するに至った経緯を簡単に説明します。

 

栗原院長が創案した整動鍼には「少ない鍼」という特徴があるのに対し、白川先生の創案したルート治療は「多くの鍼」という特徴があります。

「一見正反対に思える技術を創案した2人が、実際に会って話してみたら楽しそうだよね!それを配信したらもっと楽しそうだよね!」と栗原院長と話したのが5月の上旬頃。セミナー帰りの車内でのことでした。

そこから白川先生に手紙を送り、返事を頂いたのが6月末の話です。

「楽しそう」という純粋な思いつきからの対談交渉でしたが、快諾して下さった白川先生には大変感謝しています。

 

対談 ルート治療 白川勇作 × 整動鍼 栗原誠

 

さて、話は博多に戻ります。

無事、鍼処SHIRAKAWAに到着したのが18時頃。対談開始の約1時間前です。

白川先生とお会いするのは、栗原院長も私も初めてです。事前の打合せで白川先生と連絡をとっていたのも栗原先生のみだったので、私は完全にはじめましての状態でした。

 

白川先生がどのような方なのか分からなかったので、「もし怖い方だったらどうしよう…」と内心不安でいっぱいだったのですが(白川先生ごめんなさい)、笑顔で歓迎して下さり、とてもホッとしました。

 

ホッとしたのもつかの間。対談開始まで1時間を切っているので急いで準備を始めます。

当院で事前にシュミレーションを行ってきたので、それを思い出しながら機材をセッティングしていきます。

話し手の正面にカメラが来るように三脚をセッティングし、カメラを設置、パソコンに接続します。

二人の顔が暗くならないようにライトを用意し、きちんと配信に声が乗るようにマイクも用意しました。

当日完成したセッティングはこのような感じです。

配信中にテロップ代わりに使用したもの、対談中に栗原先生と白川先生が映像を確認するもの、そして私が配信を確認するものとして、計3台のiPadを使用しました。

 

全部の機材を配置し終えたら、カメラとマイクの接続を確認しテスト配信を行いました。

私は機材音痴なので、当日無事にセッティングができるかどうかずっと不安だったのですが、ひとまず19時の本番までにセッティングが終わって安心しました。

 

一息ついたら、白川先生に対談の流れを説明し、いよいよ本番です。

僭越ながら、私は司会進行を務めました。

 

学生時代は普通の方と比べて人前で話す機会が多く、話すのは得意な方だと思っていましたが、入社してからは初めての経験ですし、配信形式も初めてだったので、とっても緊張しました…

それに比べ2人は飄々としていたので、ちょっぴり悔しかったです。笑

何事も経験と場数が大事ですね。

 

司会進行として時間を管理しながら、話題が変わるごとにiPadを操作してテロップを表示させたり、整動協会のTwitterを更新していました。それと並行して映像と音声に乱れがないかを逐一確認していました。

 

こうして並べて書いてみると、我ながらなかなか頑張ったんだなぁと自画自賛。

途中で配信が切断することもなく、無事に2時間の配信が終わって本当に良かったです。

 

実際に会ってみて、やってみて、そこで初めて分かる

 

今回の対談の企画進行に携われたことは、私のこの先長い鍼灸師人生にとって大きな財産になりました。いつか悩んで行き詰まった時に、必ずこの日の出来事を思い出すだろうなと思えるし、振り返った時に転機となったと思うだろうなという1日でした。

 

なぜそこまで思えたかというと、実際に会ってみないと分からないこと、話してみないと分からないこと、やってみないと分からないことが沢山あるという当たり前の事実を、身を以て体感できたからです。

 

人はみんな色々な考え方や価値観を持っています。自分と考え方が合わないなぁという方ももちろん沢山います。しかし、考え方や価値観は、それぞれがそれぞれの経験をして形成されていくものなので、人によって違うのは当たり前です。

 

全く違う考えを持つ白川先生と栗原先生が熱く語り合う姿を目の当たりにし、「なんかこの人自分と合わないな」と簡単に切り捨てたり、自分と反対の立場にいるからと無条件に敵対視するのではなく、「その人自身は一体どんな人なのだろうか」と、向き合うことの大切さを学びました。

 

私自身、「こういう考え方をしているなら、この人はきっとこんな人なんだろうな」と、人の言動を切り取り、その人の人柄を勝手に自分の中で決めつけてしまうこともあったので反省です。

これからは自分の目に映る真実を大切にしていきたいと思います。

 

最後に、温かく歓迎して下さった白川先生、本当にありがとうございました!

(撮影のときはマスクを外しました)

 

白川先生が対談中におっしゃっていた「鍼灸師をしていく中で、常に疑い続けることを忘れないで欲しい」という言葉を大切にしていきます。

 

新入社員 川﨑遥香