私は4月から養気院で鍼灸師として働いています。
現在は臨床に出る前の準備期間として雑務を任されています。
鍼灸師を目指した理由はいくつかあります。
コロナ禍で自分への問いかけ
私は大学の卒業式や入社式がないまま社会人生活が始まり、働き方や将来について立ち止まって考える時間が増えました。
この先また同じようなことが起きたら?ずっと続けられる仕事だろうか?疑問や不安が次々出てきました。そしてたどり着いた答えが手に職をつけたいという思いでした。
もう一つの理由としては身近な人へのサポートしたい気持ち
家族が体調を崩したり、友人が慢性的な不調に悩まされる姿を見てきました。自分の手で何か力になれることはないだろうか?
日常のちょっとした不調に寄り添い薬だけに頼らず整える方法があると知った時、これだ!と思いました。もう一度学生になって3年間学ぶことを決意しました。
2度目の学生生活スタート
専門学校では、西洋医学、東洋医学、実技をメインに勉強します。そして集大成として国家試験があります。私が通っていた学校は実技重視のカリキュラムで先生方が熱心に指導してくださりクラスメイトと切磋琢磨し合える環境でした。オープンキャンパスのスタッフとして参加し他学年との交流も盛んになりました。
2年時にはお灸に使われるもぐさの工場見学にいきました。原料のよもぎからの工程を見て触れて嗅いで感じられる貴重な体験になりました。
3年時には外部講師の授業や臨床実習を通して中国伝統医学にも基づく方法、西洋医学と東洋医学を融合して全身状態を把握する方法や脈や腹部の状態を重視する方法など日本の鍼灸にはさまざまな流派やコンセプトがあり独自の理論や技術があることを実感しました。
「整動鍼」との出会い
そんな中で知り合いの鍼灸師さんとの出会いがありました。鍼灸師ってどうやってなるのか?鍼ってどのくらい細いのか?ツボとは?など今まで鍼灸とは無縁だった私に丁寧に質問に答えてくださいました。その流れで「整動鍼」というコンセプトをその先生が臨床で使ってたのがきっかけで初めて知りました。当時、動きに注目する鍼という印象を受け興味が湧き、実際に受けてみました。
感想として整動鍼は痛い場所に鍼をするとは限らない、鍼数少なく程よい刺激量、即反応が変わる。つまり最小限の刺激で最大限の変化を引き出す方法。鍼の可能性を実感したのは初めての経験でした。
ドキドキのセミナー
学生時代に整動鍼のセミナーを受講し大勢の鍼灸師の中でまだ鍼を全身に打つ事に慣れていない状態でガチガチに緊張しましたが最初の自己紹介から終始アットホームな雰囲気でした。学校で教わるツボのイメージとツボの精度が異なり、真剣にツボと向き合う姿勢が印象的でした。デモ後すぐに実践することを繰り返しながら進んでいく中でこまめに講師の方がチェックをしてくれるので質問しやすい環境でした。
さらにご縁があって姉妹院のカポス(品川)で学生バイトとして働かせていただきました。受付や準備などの裏方の仕事を経験して、治療院って“施術だけじゃない場所”なんだと感じました。患者さんの不安や緊張をほぐしたり、気持ちよく過ごしてもらえるように、さりげない一言や心地よい空間の大切さも学べたと思います。そんな中で活法ラボで働きたいと思うようになりました。
私がハマり続けていること
スペインに夢中な大学時代
高校生の時に初めてスペイン旅行してよく食べて笑って踊って人生を楽しんでいる姿を見てスペイン語をはじめました。また、文化に触れながら音楽、リズム、衣装などを学べる奥深いフラメンコの世界へ飛び込みました。今でもスペインの魅力に惹かれて5年ぶりに旅行しました。
オアシスの場”畑”
2022年頃から友人と畑を借りて旬な野菜を育てています。畑でもくもくと作業に集中したり、たわいもない話をしたり、収穫した野菜を1番美味しく食べる方法のアイデアを出し合ったりそんな時間が心も身体もリフレッシュできる貴重な時間になりつつあります。これからはもっとゆるくなりそうですが楽しい!をモットーに今まで以上に愛情込めていこうと思います。
どこでも始められるマラソン
きっかけは走りたいマラソン大会ができた事ですが、練習を継続していく中で辛い時もありますが旅先でも引越し先でもシューズさえあればスタートできるのもいいところのひとつです。そのうえ走った後のご飯が美味しくて堪りません。さらに去年初めて大会に出て達成感を味わいまた新しい目標ができたのでコツコツと続けていきたいと思います。
そして新天地、群馬でやりたいことは温泉が好きなので、これから群馬の名湯を少しずつ巡っていくのが楽しみです。新しい土地での“湯めぐりライフ”、はじめます。
どうぞよろしくお願いします!