1年間、本当に本当に、ありがとうございました!

ありがとうございます。

 

皆さんこんにちは。養気院の川﨑です。

 

私事ですが、この度一身上の都合で退職をし、地元の川口へと帰ることを決断いたしました。

 

お世話になった会社のスタッフ、患者さん、整動協会の皆さんへ「自分の言葉で感謝の気持ちとお別れの言葉を伝えたいです」と栗原院長に相談をして、ブログに記すことになりました。

 

少し長くなりますが、最後なので見届けていただけたら嬉しいです。

 

「一身上の都合で」と先述いたしましたが、10月の後半から体調を崩してしまい、11月と12月の2ヶ月間休職しておりました。

急に休職に入ったので、患者さんやセミナー受講者さんにはご心配をおかけして申し訳ございませんでした。

 

1月から少しずつ時間を調整していただきながら出勤しておりましたが、2月に入ってから体調が落ち込むことが増えてしまい、再び出勤できない日が増えてしまいました。

 

いよいよ身体の限界なんだなと思い、このままの状態で働き続けることは身体的に困難だと判断し、退職という結論に至りました。

 

正直、悔しいです。

この会社でやりたいこと、学びたいことが沢山ありますし、まだまだ成し遂げられていないことばかりです。

 

私の入社理由でもあった「整動鍼を学生さんに知っていただきたい!」という活動も無責任な形で終わらせることになり、悔しい気持ちとやるせない気持ちでいっぱいです。

 

「臨床に出られるように日々の練習頑張るぞ!」

「会社に貢献できるように広報として沢山アイデアを出して実行するぞ!」

と息巻いていたタイミングでの体調不良でした。

 

やり残したことが多く「このまま辞めたら5年後に絶対後悔する…」と何度も悩みました。

 

患者さんへ

 

ありがたいことに、この1年間で沢山の患者さんに優しい言葉をいただき、多くの元気をいただきました。

「川﨑さんの笑顔にいつも癒されています」

「川﨑さんに会うと、それだけで元気が出るよ」

 

そんな言葉をいただき、何度も勇気を頂いたことは、この先も絶対に忘れません。

 

11月、12月と急に休職をしてしまったため、驚かれた患者さんも多かったかもしれません。

皆さんに元気になっていただくための鍼灸院なのに、逆にご心配をおかけしてしまったことに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

復職後も、患者さんの優しい言葉に何度も支えられました。患者さんとお話しすることで、むしろ私が笑顔にしていただいたことも沢山ありました。

ありがとうございました。

 

私は受付業務がメインだったので、患者さんと個人的に話せる時間は限られていましたが、その限られた中で多くの患者さんと関係を築くことができたことがとても嬉しかったです。

 

退職について直接お伝えできなかったことが心残りですが、入社から約1年間、いつも温かく見守ってくださり、本当にありがとうございました!

 

整動協会(勉強会)の皆様へ

 

私は入社以前には入門編セミナーしか受講したことがなく、協会に知り合いがいませんでした。

 

初めはとにかく緊張の連続で、正直受講者さんの顔と名前を覚えるだけでいっぱいいっぱいでした。

運営側である私から話しかけに行かなくてはならない場面も多くあったのに、人見知りを言い訳にそれを実行できなかったことも多く、自分自身を大変情けなく思う日々でした。

 

そんな私を温かく歓迎してくださり、見守ってくださった会員の皆様のおかげで、いつしか整動協会は私にとって大切な居場所になっていました。

 

毎週のようにセミナーで会員の皆様と顔を合わせ、一緒に練習をしたり、色々な話ができるようになるにつれ、皆様と一緒に勉強できるセミナーは私の楽しみになっていました。

 

社会人一年目で、一人暮らしが初めての私を何かと気遣ってくださり、時には鍼灸師の先輩として厳しくアドバイスをくださり、時には人生の先輩として、優しいアドバイスをくださいました。

 

鍼灸師の先輩である協会の皆様が、貪欲に学び続け、熱心にメモを取り、納得するまで質問をしている姿を身近で見て、大変影響を受けた1年でした。

また、鍼灸師は生涯勉強をし続ける職業なんだなぁ、と皆さんの姿を見て実感し、私もこのような鍼灸師でありたいと強く思いました。

 

整動協会の皆様、沢山の優しさをありがとうございました。

 

これからは一般会員として、整動鍼を学び続けることに決めたので、またいつの日か、ご一緒に勉強をさせていただける日を楽しみにしております。

 

活法ラボ(会社)のみんなへ

 

私は活法ラボのスタッフが大好きだったので、みんなと離れるという選択をすることが辛かったです。

 

「体調のことを考えると退職という道を選択するしかない」

そんなことが頭によぎり始めた2月でしたが、出勤する度にみんなの顔を見ると「やっぱり養気院でみんなと一緒に働いていきたいな」と心が揺れ、混乱する日々でした。

 

みんなは「気長に待ってるよ、大丈夫だよ」といつも優しく声をかけてくれましたが、その優しさに応えることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

後ろ髪を引かれる思いでいっぱいですが、好きなものを沢山食べて「美味しい!」って言えるよう、今は療養に努めたいと思います。

 

もしまた、セミナーなどに参加させていただける機会があるのであれば、その際は色々ご教示いただけましたら幸いです。

 

活法ラボで過ごした1年間は、私にとって大切な宝物です。技術や知識だけでなく、沢山の思い出と経験をありがとうございました!

1年という短い期間ではありますが、憧れの職場で大好きな皆さんと一緒に過ごすことができ、とても幸せでした!

少し離れたところからになりますが、皆さんのご活躍を応援しております。

 

さいごに

 

群馬に来てから約1年間、沢山の方と出会い、沢山の経験をさせていただきました。

また、沢山の方々に支えていただき、人は一人では生きることができないのだと、改めて実感した1年になりました。

 

実家から通える距離にいくらでも求人が出ていた中、群馬に飛び込む選択をしたのも私自身。

 

志半ばではありますが、自身の健康を第一に考え、群馬を離れる決断をしたのもまた、私自身です。

 

人生に関わる大きな決断をすることは、決して簡単ではありませんでした。

沢山の方にご心配やご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ございませんでした。

 

「一つの道を選ぶ」ということは辛かったですが、このような経験を経て、弱かった私は少しだけ強くなれたような気がします。

きっとこの経験が、今後の人生に活きる時がくると信じています。

 

私が専門学校1年生の時に掲げた目標は、

「患者さんの気持ちに寄り添える鍼灸師になる」「『川﨑さんと会ったら元気になる!』と言っていただける人間になる」

でした。その考えは今も変わっていません。

 

いつ川口に帰るのか。次の仕事はどうするのか。びっくりするほど何も決まっておりませんが、今は、いつか掲げた目標に近づけるよう、焦らず体調を整えていきたいと思います。

 

先のことを考えると不安で押しつぶされそうですが、25歳の私が選んだ一つの選択肢を尊重し、数年後の私自身が後悔をしないよう、自分の気持ちに正直に、日々を大切に生きていけたら良いなと思います。

 

すっかり長くなってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

最後に私自身の言葉で、皆さんにお別れを伝えることができて良かったです。

 

大好きでした。

皆さん、約1年間本当に本当に、ありがとうございました!

川﨑遥香