入社1か月で経験した「患者さんを不安にさせない対応」

新入社員の佐藤章代です。

お陰様で10月で入社1か月を迎えることができました。

一般的には慣れてもいい頃だとは思いますが、覚えが悪いのか、要領が悪いのか、緊張のためか、まだ慣れません。

掃除や洗濯やベットメイクなどは覚えられましたが、受付、電話対応、予約の取り方の時間配分や患者さんへの声掛けを試行錯誤してます。困った時に頼れるのが、光山副院長と小堀さん(先輩)です。

光山副院長も小堀さんも、その都度、気付いたことをさりげなくアドバイスしてくれます。

もちろん、私には勤務経験がありますが、これほど、きめ細やかに指導されたことはありませんでした。

例えば、電話対応一つとっても、聞き間違えが起こらないようにガイドラインがあります。

そこには「患者さんはいつも不安を抱えていると思って、その不安を和らげるような対応を心がけましょう。」と1ページに1か所は必ず書かれています。このような一つ一つの文言が勉強になっています。

基本は、患者さんの立場になって不安を想像することです。

たとえば、症状が重いとか軽いとかの前に「鍼には効果があるのかないのか」を気にされていたり、鍼が未経験であれば「痛くないのか」、「服装はどうすればいいのか」など、お一人お一人違った不安があります。

 

 

もし、電話対応が冷たかったら、電話したことを後悔してしまうかも知れません。患者さんを不安にさせたくない、という思いからガイドラインが作られていました。

新人である私に対しても同じガイドラインで対応してくれます。

光山副院長も小堀さんも「わからなくなっても何度でも聞いてください、一人であれこれ悩んで時間をロスするより、聞いちゃった方が早いですから、10回やれば誰でも覚えます」と言ってくれます。

自分の20代の頃と比べてしまいますが、1回目は教えてもらえても、2回、3回は繰り返し聞いてはいけない空気がありました。

ですので、「分からなければ何度でも聞いてください」と言われたことに驚き、救われています。不安にさせない対応が、無意識のうちにできてるから、新人の私に対しても、出てくる言葉なのだと思います。