小堀です。
前回の「なぜカナダのバンクーバーに行ったのか??」の続きです。
成田エクスプレスに乗りました。
『次は、成田空港、成田空港。終点です。』
日本のみんなと、しばしのお別れ
2016年4月、成田空港国際線ターミナル。
鍼灸学校を卒業して、1ヶ月。
日本にいるみんなとはしばらくお別れです。当分会えなくなると思うと心の中は土砂降り。
半べそをかきながら、保安所を通過しました。すると、日本語がほとんど聞こえてきません。
聞こえてくる言葉は英語が5割、中国語が2割、日本語が2割、その他1割といったところでしょうか。
すでに寂しさ、孤独感MAXのまま飛行機へ。涙ポロポロで離陸の瞬間を迎えるのでした。
最初の戦い
到着したのは現地時間朝9時。さあ、これから1日が始まります。
期待と不安が膨らむなか、「いざカナダへ!」と空港を出ようとすると
出口にいた係員のおっちゃん:You have to go back.
え、、、えええええええええええ!!!!
まじかよ。いきなりやらかした…?
強面の空港職員の方へ連れられ色々話をすることに…
強面 : What’s ya purpose to stayin Canada? (滞在の目的は?)
小堀 : (わ、わかんねえ。早すぎる!)ぱ、ぱぱぱ、ぱーどぅん?。
強面 : WHAT IS YOUR PURPOSE TO STAY IN CANADA?
ご丁寧にありがとうございます。威圧感たっぷりで怖いです。大パニックです。
「わ、わ、わーきんぐほりでー。あいらぶかなだ。。。」
怪訝な顔をされてしまい、その後も尋問は続くもなんとか乗り切って無事カナダ入国。
後ろを振り返ると長蛇の列ができていました。
日本語、シャットアウト
ホームステイ先はもともと決まっていたので、そこまでエージェントに送ってもらうことになっています。
エージェントがホストにご挨拶。そして私もご挨拶。
“This is for you!” と、抹茶味のバームクーヘンをプレゼント。
事前に覚えておいたこのセリフだけは自信を持って言うことができました。
(※バームクーヘンはこの家を引っ越すまで開封されることはありませんでした。)
その後、ホストから家の説明を色々と。聞き取れてるか不安なものの、必死にメモを取って全力で聞き取れたふり。
でも一つだけ、確かに聞き取れた言葉がありました。
“You can not speak Japanese in the house. If you speak, I’ll kill you.”(この家では日本語しゃべっちゃダメだからね、もししゃべったら…)
「I’ll kill you.」(殺すわよ)
恐怖の日々の始まりです。
つづく…「僕がカナダで睡眠不足になった理由」