ちょうどいい働き方・ちょうどいい休み方を考える

岡本です。連休は群馬の自然を味わってきました。これについてはまた機会を改めて書きますね。

改元にともない、今年のゴールデンウィークは10日間という長期連休になりました。
といっても、カポスと養気院ではそれぞれ1日ずつ診療日を設けていました。

休診は9日間ですが、両院の母体である活法ラボでは「整動鍼セミナー」という鍼灸師向けの講習会を定期的に開催していますので、まるまるお休みというわけではありません。このあたりは、患者さんからは見えない社内の事情です。

わたしは以前は自分で治療院をしていました。そのほかに学校で教えたりもしていましたので、休みという休みのない生活を送っていました。自営業ってそんなものです。

やりたいこと、趣味の延長上で仕事をしているので、プライベートと仕事の境界線があいまいになりがちです。やったことの結果がそのまま自分に返ってきて、自分の生き方がそのまま仕事になってしまうという点では、幸せなことでもあります。

ですから、活法ラボに勤めるようになり、連休らしい連休というのも久しぶりなので、戸惑ってしまっているという一面もあります。観光地は混雑しますし、あまり休みが長いと生活のリズムが狂ってしまって、元のペースに戻しにくかったりもします。

これについてはビートたけしも似たようなことを言っていて、ハワイなどのリゾートに行っても、結局ノンビリなんてできなくて、映画の脚本を書いたりしてしまっているそうです。

とてもとても同感で、わたしも何もせずにノンビリするという感覚がよくわからなくて、(仕事はまあ、そこそこですが……)、勉強したり読書したり、文章を書いたり、映画を観る(映画鑑賞は趣味であり、大切な勉強)ことに時間を使ってしまいます。

これに対して「ああ、休み方を知らない哀れな日本人よ……欧米人は1か月のバカンスを(以下略)」と思われるかもしれませんが、まあそれはこの国に生を受けてしまった者の定めというしかありません。

しかし、だからといって休みも取らずにひたすら仕事をし続けるということも不可能です。活法ラボでも労働基準法に反するようなことは行われていません。

また、歳月を重ねるにつれて自分が求めるものも変わってきますから、できるだけ選択肢の広い仕組みを作りたいと考えています。

たとえば、日曜日は必ず休みにするが、その他にどの日を休みにするかは各人が決められる、というようなシステムです。年間の「持ち休日」を、あらかじめ好きなように割り振っていくという形です。今年のお盆休みからさっそく実施していけるといいですね。

わたしが素人考えで思いつくくらいですから、このような仕組みでやっているところはきっといくつもあるでしょう。栗原院長やメンバーと相談しながら検討していきたいなと考えていた令和最初のゴールデンウィークなのでした。そういえば、5月1日はメーデーでもありましたね。