副院長の岡本です。
昨日、養気院は休診日。改装工事がさらに進みました。ホール側に関してはほとんど完成したといっていいでしょう。あとは、内部の「第4施術室」になる部屋が大詰めです。明後日日曜日にも工事が行われる予定です。職人さんたち、遅くまで本当に頑張ってくれています。ありがとうございます。
そして、今日は工事明けの日なので、朝から念入りに掃除をしました。いつも念入りにやっていますが、今日はしっかり時間をかけました。
入り口の前の防風ガラスは飾りではなく、上州(群馬の別名)名物空っ風という強い風からドアを守ってくれています。これがないと風が強い日にはドアが開かなくなったりするのです。これを毎日拭いています。この防風ガラスを拭いて取れた砂の量をみると、昨日どれだけ風が吹いたかがなんとなくわかります。
ドアの取ってなども「パストリーゼ」という消毒用アルコールでこまめに拭いています。
いつも、掃除をしながらいろいろなことを考えています。基本的にはとりとめもないことで、考えるそばから流れて消え去っていくようなことばかりですが、最近は「一番汚れているところが、その店のレベルを表している」という言葉を思いつきました。もうすでに誰かが言っている可能性が大です。
ただの思いつきなので、根拠はまったくありません。汚れているけどめちゃくちゃすごい技術を持った治療院もあるでしょうし、キレイなだけでなーんにも大したことをしていない治療院も山のようにありそうです。
でも、できれば自分が働く場所は、技術レベルが高くてキレイな場所であってほしいので、そういう風に考えると、ちょっと見えにくいようなところの掃除にも身が入ります。
世の中にはこういう格言めいたものがたくさん転がっていますが、それだって昔の人がなんとなく思いつきで言ったものがはじまりかもしれませんし、別に根拠などなく、いくらでも反証が挙げられるものばかりなのだと思います。それでも、そういう言葉をとりあえず「そういうものだとして」受け入れて、行動を変えられてしまうというところに、人間のすごさを感じますし、一方で、単純さや危うさも感じます。
やるべきこと、やりたいことがあるならば、格言(もどき)の力など借りずに、黙々とやればいいだけなのですが、「こんな風になりたい」という願いを実現させるのに都合のいい言葉を選んで武装しているのだと思います。