当たり前だけど、やれば終わるみたいです

副院長の岡本です。

昨日の休診日で、養気院の第3次改装工事が終了しました。職人さんたち、ありがとうございました。

ブログでどこまでイメージさせられるかはわかりませんが、細かいところは少しずつ写真をアップして紹介していきます。

ここはホールから入って最初にご案内する場所、中待合です。左側のドアは第3施術室のものです。この右側の壁がなくなり、新しい施術室につながる通路になりました。この奥に、新しい第4・第5施術室があります。(近日公開予定)

画面左側にあるグレーのソファも、今回新しく導入したものです。

以前に置いてあったソファです。新しい空間と合わせるのが難しいということで、引退していただくことになりました。

実はこれ、わたしがもらい受けて自宅で使わせてもらっています。肘置き部分の丸くカーブした木が気に入っています。

まだ少し片付けや備品の設置が残っているので、中の空間についてはまた改めてご紹介します。

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工事の様子を近くで見ていて感じたのは、「ひとつひとつの工程を積み重ねていくと、作業というのは終わるのだな」ということです。当たり前すぎてこんなに当たり前のこともありませんが。

話がいきなりスケールアップしますが、自分がまだ幼い頃、明石海峡大橋の建設工事が始まりました。神戸と淡路島の間に架かっている世界一の長さを誇る吊り橋です。

昔、親に連れられて、まだ建設が始まったばかりの海を見にいったことを覚えています。

父は「悠馬が大きくなった頃にこの橋ができるんや」と言っていました。完成予定は10数年先のことでした。

子供心に「そんな先の話、長すぎてようわからんわ。ほんまにできるんかいな」と思っていましたが、ご存知のとおり、橋はもう20年以上前に完成して、今こうしている間もどっしりとそびえ立って、当たり前のように日々の交通を支えています。

神戸にいるときは、よく明石大橋を目にしました。

それを見るたびに、「こういうものを作りたい」というイマジネーションを膨らませて、自然や経済的条件など、もろもろの環境と折り合いをつけながら、一歩ずつ工程を積み重ね、頭の中だけの存在であったものを具現化させる人間の力というもののすごさを思い知っていました。

話を養気院に戻すと、何もないところにこのような建物を作り、時間をかけて改装を重ね、こうしてイメージしたものに近づけていくという栗原院長の構想力と粘り強さは、(身内ながら)やはりすごいものだと思っています。

群馬のサグラダ・ファミリアこと養気院は、まだまだ完成形ではありません。まだまだ始まりだと言ってもいいでしょう。

ある程度は聞かされて、一緒に考えてもいますが、栗原院長がどんな理想を現実のものにしていくのか、見続けていくとしましょう。