2022年、副院長岡本からのごあいさつ

あけましておめでとうございます。副院長の岡本です。

 

1/4から、養気院の2022年の診療が始まりました。年末年始休みにダラダラしすぎて身体が重い……ということも特になく、すんなりと業務を始めることができています。自分の偉さにめまいがしてきます。

初日にいらっしゃった患者さんから「冬になると調子が悪くなるけれど、この冬は今までで一番調子がいい」と、嬉しい言葉を頂きました。

珍しい病気で長く患っていらっしゃるので、ご本人も大変な思いをされてきましたが、最近は調子が上向いてきているようで明るい顔を見ることが多いように感じます。このような顔を少しでも多く見られる年にしたいものです。

意外な症状も、診ています

肩や首、腰の痛みで来院された方であっても、お話をしているうちに「実はこんなことでも困っていて……」と、ポロッと他の症状で悩んでおられることを吐露されることがあります。お腹の問題であったり、ちょっと人には言いにくい問題であったり……

世間的にはあまり鍼灸の適応と思われていないような症状であっても、病気や痛みを世間とはチョット違う角度から診ているわたしたちにとっては、それほど難しいものではなかったりします。

どちらかというと、そういった「意外な症状」を良くすることよりも、患者さんに心を許してもらって、そんな症状のことを「ポロッと」言ってもらうまで信頼関係を作ることの方が難しい。

「信頼してください!」と言っても信頼は得られるものではありませんので、まずは第一に困っておられる問題を取り除くのに全力を尽くすしかありません。

ツボネット」というサイトで、わたしたち鍼灸師が出会ってきた症状の数々を見ることができます。(養気院の症例集はこちら

ご覧いただければ、鍼はさまざまなことができることがおわかりになるかと思います。

19年目の養気院もよろしくお願いします

鍼は決してなんでもかんでも即座に治してしまう神の道具ではありません。そして、それを扱う私たちもまた、神ではなくただの人間です。

それでも、工夫を重ね、多くの方の期待に応えられてきたからこそ、こうしてここで19年目を迎えることができました。

岡本個人としては、もうすぐこちらでお世話になって丸3年になります。あっという間の3年間でしたが、入社当初と今を比べると大きく成長しています。もちろん、院長をはじめ、仲間たちのおかげです。そして、わたしを信じて身を任せてくださった患者さんのおかげで、こうして平穏無事に今を迎えることができています。改めて、この場で御礼申し上げます。

長いようで短い一年間がまた始まります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。