鍼灸師一年生のはるちゃん成長日記 31.人に頼る勇気が合格を運んでくれる!〜第29回受験者が語る勉強法〜

こんにちは!養気院の川﨑です。

はり師きゅう師国家試験まで残すところ約1ヶ月ですね。

この時期、私はどんな勉強をしていただろうか…と振り返ってみました。

4つご紹介するので、少しでも受験生の皆さんの参考になれば嬉しいです。

 

①先生を頼る

 

これが一番重要だと個人的には思っています!

 

専門学校の先生方は、国家試験受験対策のプロです。そのため沢山の問題や資料・データを持っています。

「こんな問題がほしい!」「こんな資料がほしい!」と先生方にお願いしてみましょう!きっと力になってくれるはずです。

 

私は鍼灸の過去問は何周もしていたので、過去問を解いても本当に実力がついているのか、それとも、答えを覚えてしまっていて解けているだけなのかが分からず不安になってしまいました。

そのため、苦手な西洋科目は基礎の確認のためにあん摩の過去問を、逆に得意な東洋科目は、先生が作った難しい症例問題をいただいて解いていました。

また、元々A4サイズだった授業資料を電車で毎日見たかったので「小さなサイズがほしいです!」とお願いして作っていただいたこともあります。

(左からB5の過去問、作っていただいたA5の資料、自作のB6のまとめノート)

 

過去問と比較するとこんなにコンパクト!A5やB6はリュックのサイドポケットに入るのでおすすめです。

ボロボロになってしまったのでテープで補強し、ビニールカバーをつけて持ち歩いていました。

 

他にも、担当授業の先生に会いに行って、経穴の暗唱を聞いていただいたり、口頭で問題を出していただいたりもしていました。

 

繰り返しますが、先生方は国試対策のプロです。

残り1ヶ月何を勉強すれば良いのか分からなくなってしまったら、まずは先生に相談してみましょう!!

 

 

②友人と授業をし合う

 

最後の10日ほどは、友人たちとお互いの得意科目の授業をし合っていました。

 

自分の得意科目を人に伝えることでアウトプットになるのはもちろん、相手に分かりやすく伝える必要があるため、頭の中で要点を簡潔に整理することができます。

そして、人から質問をされることで、自分が意識していなかった部分や、自分の中で曖昧だった部分に気がつくこともできて良かったです。

 

また、自分が苦手な科目は得意な友人に授業をしてもらっていました。

苦手な科目を直前に粘って得意にすることは、個人的には正直難しいと思っています。

 

しかし、得意な人はその科目のどこが大事なのか、要点を抑えられている人が多いです。

そのため、最低限これだけは覚えた方が良い箇所や、簡単な覚え方など教えてくれたので、とても助かりました。そのおかげで本番では5点ほど点数が上がりました。

 

私は基本的に自習室にこもって一人で勉強する派だったのですが、こうして友人たちと授業をしたことで、直前に更に知識を詰め込むことができました。

一人で問題とにらめっこしている中での息抜きにもなりますし、私はみんなで勉強したこの時間が受験勉強期間で一番楽しい時間でした!!おすすめです!

 

 

③なんだかんだでやっぱり過去問

 

4択を正せて根拠を持って解いた問題には◯、他の選択肢は正せなかったが多分答えはこれ!という問題は△、分からない・覚えていない問題には✕を各問題の横に解きながら印をつけていました。

 

丸付けの際にも赤ペンで、正解した問題には◯、不正解だった問題には✕を書いておくと、自分の苦手ポイントがより明確になると思います。

理解できている問題を繰り返す必要はないので、この時期は△と✕の問題だけを重点的に繰り返していました。

 

どうしても覚えられない・苦手なものは、教科書などで調べた補足事項をガンガン書き込むようにしました。視界に入る回数が増えたので、記憶に定着しやすくなったように思えます。

過去問に直接書き込むことに抵抗がある方もいるかと思いますが、残り1ヶ月、思いっきり使い倒しましょう!

 

 

④まとめノート

 

教科書や授業プリントを全部読み返し、要点だけをまとめたノートを作っていました。

「この1冊の内容を全部覚えていれば、絶対合格点取れる!」と本気で思えた力作です。笑

通学時間やスキマ時間、息抜きにひたすら眺めていました。

 

ただ、この時期から教科書ベースのまとめノートを作るのは流石に無謀かもしれません…

ですが、何度解いても間違えてしまう問題や、どうしても覚えられないもの、授業を受けてる中で「そういえば忘れてた!」というものだけでもまとめたノートを用意しておくのは良いと思います◎

 

通学の電車内や試験直前にもパパっと見返せるので、やや小さめのノートだとすぐに取り出すことができ、より便利です!

出題頻度が高いけど苦手な範囲には付箋を貼ってすぐ見られるようにしていました。

直前にそこだけ確認し、試験が始まった瞬間に、確認した苦手事項を忘れる前に問題用紙へ書き、それを見返しながら試験を解いていました。こんな使い方もできます。笑

 

 

以上4つご紹介しました。

人によって合う合わないがあるかと思いますが、少しでも参考になったら嬉しいです。

 

 

 

最後に、学校の先生はどんな時も私たち学生の味方でいてくれます。

 

どんなに弱音を吐いても全部受け止めてくれ、最後まで背中をたたき続けてくれた先生方には本当に感謝しています。

先生方と話すことが最大の気分転換だったので、しょっちゅう職員室を覗きに行って、先生を捕まえてはおしゃべりしていました。

 

皆さんも先生方にはたくさん甘えちゃいましょう!!

 

残り1ヶ月、しんどいことも多くあると思いますが、卒業後、こんなふうに朝から晩まで友人や先生と勉強することはないと思います。受験勉強は青春です!

 

応援しています!

 

川﨑遥香