鍼灸師の小堀です。
日本では馴染みのない文化、チップ。慣れていないと、支払いであたふたします。
バンクーバーに1年間住んでみて、チップの実際がわかりました。
いくら払えばいいの?
分からなかったら15%、そして以下の2つの理由によっては18%~20%と増やせばよいと考えています。
少しネットを調べてみると、こういう時には何%というチップの相場が見つかります。
でもほとんどが「○%〜○%」と幅があり、結構あいまい。
その幅は一体なんなの・・・と。
理由は大きく分けて2つ考えられます。
①気分が良ければ大盤振る舞い、気分が悪くても…
日本人なら誰もが思いつく、これ。サービスがよかったら多めに払うのは、いいと思います。
「少しサービスが悪かった」からといってチップを減らすのはよくありません。
チップはサービスが悪くても、払うのが当たり前のものだからです。
チップがもらえる職業は、給料自体がとても安いです。(最低賃金なことがほとんど)
チップがないと、生活が成り立たないことはよくあります。
②物価と金銭感覚
同じ国の中でも、地価が高いところと安いところがあります。
富裕層が住んでいる地域では、お店も高級なところが多く
それに比例してチップが上がっていきます。
お金持ちの人は、チップを多めにする傾向が強くあるからです。
どうやって、払えばいいの?
そもそも日本では、チップを払うタイミングがありません。
初めて払う人は、いつ払えばいいのかわかりませんよね。
払い方にはいくつかのパターンがあります。
①店員に直接渡す。
支払いの時にチップを渡してしまう方法。
一言「とっといてね」「あなたのだよ」とか添えて言って渡します。
支払いの前でも後でも、いつでも構いません。
②チップ箱(瓶)に入れる。
レジの近くに瓶が置いてあることがよくあります。チップを入れてもらうための瓶です。
カフェなどでは、お釣りをこの瓶に入れているシーンをよく見かけます。
③カードマシンで払う。
北米はクレジットカード文化が非常に発達していますので、カードでもチップを払うことができます。マシンに直接、チップの額を入力するだけです。
その時、暗証番号とチップの額を間違えないでください。実は、間違える人多いんです。
暗証番号が9から始まる人は、間違えた場合は大損してしまいます。
3ドルのチップを払おうと思ったのに、9○○○ドル払ってしまったなんてことがっ!
実際、いくらもらってるの?
渡したチップは誰のものになるのでしょう?
お店によって違います。
①みんなで等分する。(レストラン系に多い)
②自分のポケットに入る。(技術系の仕事に多い)
額はお客さんによります。リラクゼーション系の場合、レストラン系よりもバラツキが大きいようです。
リラクゼーション系で働いていた小堀は、平均11~12%のチップをいただいていました。ノーチップの人もいたので、平均が相場よりも低くなりました。
チップがない時もありますが、たまに「多すぎない?」と思うほどチップを払ってくれる人もいます。
ちなみにチップは非課税。全部チェックできないからです。
チップをもらっていたことを話すと「いいな〜」って必ず言われます。
でも、お給料が少ないのでもらわないと生活できないんです。