院長の栗原です。
当院のカレンダーには相変わらず、赤いシールがたくさん貼ってあります。
「休みがたくさんあるんですね」
と患者さんから言われることがあります。確かに、うちは休診日が多い鍼灸院です。
そこには理由があります。
月曜日が休みになってしまう理由
予約したい日が休みだから残念で言っているのかもしれませんが、「こんなに休日があってよいご身分ですね」と思われているのではと少し心配になったりします。そう思ってもその場で返すわけにもいきませんから、この場でこっそりと告白するのです。
さらに、月曜日に休診することが多いので、
「月曜日は休みになったんですか?」
と聞かれました。
「いえいえ、たまたま今月は…」
と答えてみますが、カレンダーをめくってみると毎月似たような感じでした。
「月曜日に限り不定休」と記した方がよいくらいの状態です。
やはり、弁解が必要のようです。
ご不便をおかけしている月曜日、実は、休息を取っているわけではないのです。セミナーのために東京や札幌に出かけています。
主に東京で開催するセミナー(整動協会)で講師をやっています。実は、開催も私が代表を務める法人で行っているので、講師だけでなく運営にも関わっています。
うちの通っている患者さんでも、こうした活動を知らない患者さんもいます。
私の実の母も、「講師やるといくらもえらえるんだい?」と、私がセミナーを主催していることを未だに知りません。しかも、「プロに教えることなんてあんのかい?」と、のんきな感じです。それが私の母であり、良いところです。
母が知らないところで、(プロである)鍼灸師は、(プロだからこそ)知識を仕入れたり練習を欠かしません。プロ意識が高い鍼灸師ほど、向上心が旺盛です。どの世界でも同じだと思います。
実は、一昨年から当院で施術している副院長の光山も講師を務める実力者です。日によっては私より患者さんをたくさん診るほどです。
日曜日や月曜日にどんな仕事をしているのかな、と気になったら整動協会にアクセスしてみてください。
休診日の木曜日は特別レッスン
木曜日は月に1~2回は社内研修です。院内の技術を統一し水準を高く保つためには欠かせません。患者さんのためでもありますし、講師としての技量を養うためでもあります。
群馬県の養気院からJR高崎線の籠原駅までクルマで30分。
駐車場に駐めて電車に乗り込みます。最近、籠原駅にロータリーができました。
品川駅まで1時間半。近いと言えば近いです。
姉妹院のカポスは高輪口です。
歩いて3分のビルに入ります。
一番奥まで進むとあります。
中が見えないのですが、この分厚い扉のおかげで電車やクルマの音が遮られています。
入ります。
初めての患者さんは勇気がいるかもしれませんね。
研修
午前10時から症例を検討したり、実技練習をしたり。
時には、はしゃいでみたり。楽しむことを基本としています。
ランチ
品川の合同研修で楽しみなのはランチ。カポスのある高輪口から逆サイドの港南口へ。ビジネス街です。名札プレートをぶら下げたスーツの人がたくさん歩いています。
やってきました、酒処つがる。シンプルな店構え。
「が」の下の階段を登ると2階にお店があります。行列が絶えない人気店です。品川には、表からはわからない超人気店があります。まだその一部しか知りません。
名物は、厚切りベーコン。これは絶対に無理です。
朝飲んだヤクルトが台無しになりそうな重厚感!
ルールに反してあえて厚切りベーコンを避けてチキンステーキを注文。
ガ○トの2倍はありそうなチキンステーキです。納豆はサービス品で一人一つまで。納豆は毎食でも嬉しいです。これだけ食べれば午後も大丈夫です。
戻る途中のコンビニで、野菜不足にならないようにスムージーを購入。
どこまで野菜を補えているか…。
帰る時はおじさん
午後も症例検討をしたり、新しい技術に挑戦したりと盛りだくさんの1日。すっかり日が落ちた品川駅です。
帰りの電車の中は、仕事を終えたサラリーマンばかりです。その中に紛れるには、おつまみの一つや二つ必要です。というわけで、大好きなカシューナッツを片手に電車に乗り込みます。
缶ビールが似合うところですが、私はお酒は飲めないのです。人生の半分は損をしていると思うので、その分は仕事を楽しんで埋め合わせです。
電車の中は動くオフィスと誰かが言っていたような、言っていないような。お茶を飲みながら、このブログを書きながら帰りました。
Apple製品にあこがれながらも、キーボードはLenovo(昔のIBM)ThinkPadが最高です。
こうしてまたレベルが1つ上がりました。
「クリ助」として書いているこっちのブログもよろしくお願いします。
◎『鍼灸師のツボ日記』