養気院のスタッフブログ始めました!

ブログ始めました!

養気院の院長、栗原誠です。

このたびスタッフブログを始めることにしました。

私が『鍼灸師のツボ日記』を始めたのは2004年の10月。この個人ブログがこれまでずっと院を代表するブログでした。私と妻の2人で経営している時代はそれでよかったのですが、今では妻の他にスタッフが2人です。

実は、今月から新入社員(鍼灸師)が養気院で働いているのです。スタッフルームの奥で実力を養っているところです。もうすぐ受付に出て患者さんサポートします。時々、施術を見学しますので、その時はご協力くださいね。

新しいスタッフの小堀は、『鍼灸師のツボ日記』で紹介しています。

私の個人ブログ『鍼灸師のツボ日記』は同業者(鍼灸師)の読者が増えて、どちらかといえば、そっち向きなところがあります。だから、この機会に私もこのブログを使ってスタッフの一人として患者さんに語りかけていこうと思います。

鍼灸院は入ってみないとわからない所だと思います。どうしたって初めての時は不安です。不安なく来院する方は一人もいないかもしれません。そして、きっと施術を担当する鍼灸師のことも気になっていると思います。

患者さんは、症状という辛さや心配事を抱え、初めてに行く鍼灸院、初めて受ける鍼灸にとても緊張していると思います。その緊張を和らげるのも鍼灸師の仕事です。このブログが来院前の安心づくりに役だったら嬉しいです。

技術と信頼関係

せっかくの機会ですから、日頃大事に思っていることを1つ書きます。

それは「信頼関係」です。

私たち鍼灸師は専門家として技術を磨く努力をしています。でも、その努力は信頼関係が築けないと報われないのです。どうしたら信頼関係を築けるのか、日頃から私たちは考えています。方法は一つではないし、人によって得意なやり方があります。

永遠のテーマです。

信頼される情報、信頼される施設、信頼される言動、信頼される態度、信頼される所作、そして信頼される技術を追いかけています。

鍼灸はまだ実状が知られていません。だから疑われることにも慣れています。感染しないか、鍼は抜き忘れないか、返って症状が悪化するのでは…と、ネガティブな感情をぶつけられることが多いです。

悪気のない率直な感想だとしても、そのままぶつけられたら良い気分ではありません。生涯をかけて追究しているものを否定されて平気ではいられません。

私たちはプロですから、それを顔や言動には出しません。しかし、本当の信頼関係を築くのは難しくなるかもしれません。

どんなに優れた技術があっても、鍼灸施術は人間と人間の間にあります。

ストーリーとご縁

鍼灸師一人一人にはストーリーがあります。この職業を選んだ裏側には「決心」があり、患者さんに対する「想い」を秘めています。それを一生懸命伝えることで、私たち自身の道も開かれていくと信じています。

どんなに頑張っても想いが届くのはほんの一部です。だからこそなんですが、届けられた人に強いご縁を感じます。このブログをここまで読んで下さった方は、もう特別な人です。記念すべき第一回の投稿ですからさらに特別です。

このブログを通じてどんな特別をつくり出せるか、とても楽しみです。

スタッフ一同、よろしくお願い致します。