汽笛を聞きながらアイデンティティを取り戻す旅へー鉄道博物館

乗り物大好き、岡本です。

眼前に迫るアイデンティティ・クライシス

いきなりですみませんが、「スタッフ」のページにあるわたしのプロフィールをご覧ください。

 

「趣味」の欄にご注目ください。

 

 

 

「………そういや、最近めぐってねーな」

 

 

というわけで、キャラ崩壊の危機を回避するべく、先日お休みの日を利用して、埼玉県の大宮にある「鉄道博物館」に行ってきました。

駅に隣接しているので、すぐに入り口にたどり着けます。お子さん連れの人が多く、「ここは本当に少子化大国ニッポンなのか?」と、目前に迫る社会問題から目を背けそうになってしまいました。

転車台に乗せられたレトロな車両。時々、汽笛を鳴らしながら回転していました。

僕は小さい頃は図鑑大好きっ子でした。飽きもせず写真や絵を眺めては、列車に乗る自分を夢想したものです。「自分の家の近くを走っている電車ももっとカッコよかったらいいのに……」と嘆いていた記憶があります。

憧れの新幹線0系。まるい鼻とお目々がかわいいですよね。うさぎとか、ペンギンみたいに見えます。

また昔話になりますが、新幹線に乗りたすぎて、親にせがんで新神戸から新大阪まで、一駅だけ乗せてもらったことがあるそうです。なんちゅう贅沢なことを……

こちらは上越新幹線や東北新幹線に使われていた緑の新幹線、200系ですね。関西では見かけることがありません。初めて実物を見ました。上越の「上」って、上州、つまり群馬のことだったんですね。

豪雪地帯を走るので、スカート部分が雪をかき分ける作りになっています。

これまで日本を走っていた列車が、広大な敷地内に箱入り羊羹のように並べられています。ひとつずつ写真を載せていくとキリがありません。大好きな人にはたまらないでしょうね。ほとんどの車両に入れるようになっているので、疲れたときにも休憩し放題、というのがありがたかったです。

 

鉄道の運行は「連動」が命

鉄道は限られた線路の上をいくつもの車両が複雑に行き交って運行されています。

資料のコーナーに、頻繁に登場していたのが「連動」の文字。

 

なぜこの「連動」に反応してしまったかというと、われわれが実施している「整動鍼」では、身体の「連動」がキーワードで、栗原院長は人体の連動の謎を解き明かすことに人生を賭けています。

というわけで、わたしも「連動」の二文字にはやたらとビンカンになってしまっているのです。

ここにも。

ここにも!

(「連動」に気を取られすぎて、全体像を撮るのを忘れていました)

 

「機械連動装置の操作」という模型を体験してみたかったのですが、子どもたちが一心不乱にガチャガチャやっていたので、あきらめました。

将来の日本の連動は、この子たちに託すことにしたいと思います。

 

精巧なジオラマや模型も展示されていて、見応えたっぷりの時間を過ごすことができ、崩壊寸前だったわたしのアイデンティティを奪回する旅は無事にフィナーレを迎えたのでした。

 

鉄道博物館 – THE RAILWAY MUSEUM –