特等席で見つづけた100人連続施術「整動鍼百連」

小堀です。

先週末、はりきゅうルームカポス(姉妹院)で整動鍼百連という企画を行ってきました。

その名前の通り、「整動鍼」という技術を用いて100人連続施術を行うという企画です。

通常、一人あたりの施術時間は20〜30分。しかしこの企画では1日で100人の施術をしますので、一人あたり4分程度で施術を行うことになります。

今回、私はこの様子をカメラマンとして配信する係を行いました。そこで、この企画がカメラ面目線でどう写ったかを書こうと思います。

(今回は他のスタッフもそれぞれブログを書いています。栗原(院長) 川﨑① 川﨑② 岡本)

チームで挑む、整動鍼百連。

整動鍼百連当日。主役はもちろん、我らが栗原院長。

しかし1日で100人もの施術をするには、完全に施術に集中する必要があります。そこで、養気院と姉妹院カポスのスタッフがそれぞれ施術の補助や会場案内・呼び出しなどを分担して行うことになっていました。

役割分担は時間ごとにシフト制。私の最初の役割はカメラマンです。

事前に起こりうる事態を想定したマニュアルを副院長の岡本さんが作ってくれましたが、実際にそれぞれの場についてみないとどんなふうに施術が進んでいくかはわかりません。なにをすればミスなく円滑にイベントが進むか?どうしたら参加者に満足してもらえるか?そんなことを直前まで考えながら、イベント開始の10時を迎えました。

そしていよいよ一人目。最初に栗原がうまく和やかな空気を作ってのスタートです。「こんな感じでやっていきますねー。」と、要領を説明。思ったよりフランクだったのでしょうか、参加者の緊張もかなり解けたように感じました。

最高の役割を果たすには?

場の空気が和んだおかげで、私は最初からリラックスして撮影に望むことができました。

少し余裕が出てきたところで、「なにをすれば最高の場が提供できるか?」というところに思考は変わりました。

まず第一に、カメラマン以外の役割も果たすことを考えました。

100人が続々と会場に入ってくるわけですから、参加者の方にはなるべくスムーズに次のブースに移動していただかなければなりません。撮影しながらでも手伝えることが思いました。

これだけの人数が集まる会場。全員がこちらの想定通りの動いていただけるとは限りません。案内係が追いつかないときは、スマホになるべく声が入らないように「こちらです」と案内をするようにしました。

そして、カメラマンとしての役割。画面越しの人はどのアングルから一番見たがるかなとずっと考えていました。これは、割とすぐに答えが出ました。なぜなら、私が一番いい場所からみることができるからです。自分がここからみたいなと思ったところに場所を取る。そしてカメラを向ける。これを淡々と続けることに徹しました。

実はもう1つ、他にやっていたことがあります。施術時間の記録です。

決められた時間内で100人分の施術を行うわけですから、1人あたりの施術時間がどのくらいになっているのかを考える必要があります。想定しているペースより早いのか遅いのか。これを栗原に伝えて、ペース調整をしてもらう必要がありました。

この日つけていた腕時計はストップウォッチ付き。これならいけると思い、すべての人の施術時間を記録して岡本に逐次報告。そして岡本にペース調整を託すことができました。そのおかげで大幅に遅れることはなく100連続施術を達成。企画当初は間に合うのかなと思いましたが、なんとかなりました。

 

一番の特等席で一番多く臨床を見た一日

この日、オンラインも入れると200人以上の方に代表の施術をご覧いただきました。

「勉強になりました」との声をたくさんもらい、企画してよかったなと思っています。ただ、それ以上に勉強になったのはもしかすると私かもしれません。間違いなく一番多くの施術を一番いい席で生で見たのは私だからです。カメラマンであるがゆえに、特等席に常に陣取らせてもらいました。

オンラインの方にはなるべくいいアングルをお届けしようと心がけ、満足いただいたと思います。それでも、画面越しでは届けられない部分もたくさんありました。今、どこに目を配っているか。ひとりひとり、それぞれにどんな声掛けをしているか。触診しながら何を考えているか。これは現地にいなければわからない情報だと思います。一日中カメラを向けるのは非常にタフな役割でしたが、同時に役得だなと感じながら自分の役割を果たした日でした。

スタッフみんなが頑張った結晶

当初、この企画が立案されたときは代表の思いつきでした。活法ラボはその場の思いつきでスタートする企画が結構多いんですが、その度実現するのには苦労します。そして今回の思いつきに関しては、当初「え、まじ?」と心のなかでつぶやいていました。そう思うほどに大変だろうと感じていたからです。しかし、最終的には当日までの準備・当日の設営や運営が驚くほどスムーズにいき、大成功のうちに締めることができました。

メインとなってプロジェクトの骨子を作り当日も配信や案内を行った岡本。

一番最初に向かい入れる受付の顔として参加者全員に丁寧な対応を行った川﨑。

代表が直ぐに施術の判断を行えるように問診を行った佐藤廉・楠。

代表が施術中に何を求めているかを判断して施術の補助を行った大場と、セミナーで講師を依頼している大島さん。

そしてなんといっても圧巻の施術を一日中顔色ひとつ変えず行う…どころか終盤に向かうにつれて勢いを増していった栗原。

このメンバーでひとつ、大きな企画を完成させたという達成感を感じています。チームとして、大きな成長を果たすことができた一日になりました。