耳鳴り(突発性難聴の後遺症)

症例1

患者

女性 30代 群馬県

来院

2008年2月

症状の特徴と経過

2007年12月、仕事が忙しくなっていた。同じ頃、子供を習い事に週3〜4回のペースで連れて行くため慣れないクルマの運転をした。さらに習い事の間は屋外で3時間ほど待つというパターン。めまいが時々、小便の回数が減少、右の肩こりを感じていた。翌年2008年の1月19日、左耳に耳鳴りが発症。「グワ〜」という音。入浴後、髪を乾かしていたら突然激しい回転性のめまい。倒れて病院へ。直後、耳の聞こえが悪くなり突発性難聴と診断されステロイド剤の処方を受けて難聴は回復。29日、めまいが悪化。手の痺れと震えに加えて呼吸困難に。救急車で運ばれそのまま入院。高気圧酸素治療を受けた。2月2日退院。2月17日、検査で聴力に異常が見らられないものの、耳鳴りとユラユラするような軽いめまいがある。

他の症状

肩こり(右)、眉毛周辺の重み

既往歴(これまでにかかった病気)

特になし

治療の内容と経過

左手首の甲側に冷えがあり。東洋医学的に風邪の影響が体に残っていると判断。風邪の治療を前提とした。同時に体の温める機能を補助するように配慮した。初回の帰りのクルマで耳鳴りの改善に気がつく。翌朝目が覚めたら耳鳴りは完全に消失。めまいのような感覚は残った。2回目後、耳鳴りは再発せず。眉毛周辺の重み消失、右の肩こり軽減。めまいのような感覚残る。現在、当院に通院中。

著しい効果が見られたツボ

外関(左)、復留(左)、風池(左)、後谿(左)

まとめ

症状は重く激しいものであっても、ちょっとした調整で回復することはよくある。今回の例がそうだ。デリケートな器官である耳は、わずかな体調の悪化によって異変が起こりやすい。また、検査で異常が認められなくても異変を感じるケースは多いはずだ。「耳だから耳に」と原因を求めるのではなく、全身が抱えている不調に目を向けると改善の糸口をつかめることが多い。

[YFNS20080225]

突発性難聴
生来健康で耳の病気を経験したことのない人が、明らかな原因もなく、あるとき突然に 通常一側の耳が聞こえなくなる病気をいいます。
<引用:突発性難聴(難病情報センター)

症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

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