突発性難聴・耳鳴り

当院症例の一部を紹介します。

症例17 急性低音障害型感音難聴 

患者

男性 50代

来院

2016年11月

症状と来院理由

1週間前に、自宅でテレビを観ていると、飛行機に乗った時のような耳のつまり感に襲われた。耳抜きをしたがつまり感が抜けず、音が聞こえにくい。「入ってきた音が耳の中で、ハウリングしている感じがする」とのこと。発症から3日後、耳鼻科を受診。検査の結果、「急性低音障害型感音難聴」と診断される。薬(デカドロン/アデホスコーワ/メコバラミン)を服用していた。インターネットで「突発性難聴は急いで治療をしたほうが良い」との情報を得た。そのサイトのリンクから、姉妹院のカポスのホームページを見て、当院のことを知り来院された。医師に入院を勧められるものの、鍼灸治療を併用するため、入院はしなかった。

急性低音障害型感音難聴の症例(鍼灸/群馬県伊勢崎市)

治療と経過

耳内部の血流を阻害していると考えられる緊張が肩にみつかった。背中のツボを使うことで、この緊張を解いた。この初回の施術で聴力は順調に回復していき、つまり感も減っているとのこと。同じ方針で施術を続け、3回の施術で、仕事で会話をするのが楽になったとのこと。4診目には足のツボを追加した。さらに聴力は改善し、「発症時は不安な気持ちで仕方なかったが、安心できた」との感想を得られた。その後、施術を続けると、日常生活での聞き取りは問題なくなった。この結果に満足され、計11回の治療で終了した。


急性低音型感音難聴の治療経過を示すオージオグラム(鍼灸/群馬県伊勢崎市)

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

T4(4)R 太衝R おろしR

考察

発症後、1週間という好条件で治療を開始できたこともあり、順調に聴力が回復していった。難聴の治療は、耳への血流を良くすることが必要不可欠である。鍼治療に対する積極的な姿勢と、短期集中治療への理解が得られ、最適な治療環境が整った。技術を磨くことも大事であるが、患者さんとの協力関係を築くことも同様に大事だと再確認できた症例である。[YMNS181116]


症例16 突発性難聴 

患者

男性 40代

来院

2016年12月

症状と来院理由

1週間前に耳がつまる感覚があった。頚の凝り感も強く、「ゴー」と耳の中で響く。耳鼻科で検査すると、左右ともに聴力の低下がみられ、「突発性難聴」と診断された。薬を飲み安静にしているように指示されたものの、耳のつまりが強く気になって安静にしていられない。「耳の空気を抜こうとすると余計に聞こえにくくなる」とのこと。ネットで「鍼治療が良い」との情報を得た。耳関連の症例が多い当院に相談に来られた。

突発性難聴の症例(鍼灸/群馬県伊勢崎市)

治療と経過

頚を前屈する時に耳鳴りが増悪した。この動きの際に、緊張が目立つ頚部の筋肉を特定し、背中のツボで緩めた。さらに手に鍼をすることで、耳への血流をよくするように仕向けた。2回目の来院時には、耳のつまり感の軽減を感じ、さらに聴力も「発症する前と同じぐらい聞こえている気がする」とのこと。初回と同様の方針で施術を行った。3回の施術が終わってから聴力を検査すると、左右ともに聴力が正常値に改善した。さらに、耳のつまり感もない。計5回の治療で終了した。

突発性難聴の症例16・オージオグラム(鍼灸/群馬県伊勢崎市)

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

T5(2)L 裏宮R 内谷L

考察

左右ともに聴力の低下がみられた症例。頚部の動きから治療ポイントを特定できたことが今回の結果に繋がった。また発症から1週間という好条件で治療を開始できたことも早期改善の要因だと言える。安静にすることは大切だが、それだけでは改善しないケースは多い。耳への血流を悪くしている原因に対して積極的にアプローチすることが重要になる。[YMNY281216 ]

症例15 

患者

女性 30代

来院

2016年9月

症状と来院理由

朝起きた時に、右耳が全く聞こえなくなり、耳が無くなったような感覚になった。耳鼻科で突発性難聴と診断されステロイドとビタミン剤を処方され服用する。翌日、強いめまいに襲われ、目をつむっていてもグルグルと回った感覚になる。病院へ入院をし、ブロック注射と高気圧酸素カプセル治療を始める。
1週間後の検査では、前より聞こえている感じはあるが、検査結果では変化がみられない。綿棒で耳の奥をかくとゴソゴソした感じがあり、「ボー」という耳鳴りが始まった。
他に何か治療はないかと入院中に探し、ネットで当院のことを知る。2週間の入院を終え退院から3日後、当院に来院。頭を急に動かしたり、目線を変える動きをすると、フラフラとする。「キーン」という弱めの耳鳴りと耳閉感がある。右耳はほとんど聞こえていない。左耳も若干の聴力の低下がみられる。

治療と経過

頸部の触診を行うと、耳の血流に関係するコリをみつけた。背中と手にあるツボに鍼をすると、耳鳴り(キーン)が「マイルドになった」との感想を得た。3回目の治療時、電話を耳に近づけると「ゴゴ」と音がし、少し音が聞こえているとのこと。病院で検査を行うと、全体的に音が聞こえるようになっており、特に低音域の著しい改善がみられた。女性と子供の声は「キーン」と頭に響き、音として認識できない。9回目の治療で、こもった感じはあるものの、右耳で電話することができ、女性の声も聞き取りやすくなった。その後、耳鳴り(サー)が続き変化の兆しが少なくなるが、治療を重ねていく内に子供の声が言葉として聞こえるようになった。「満足のいく結果を得られた。」とのことで、計17回の治療で終了した。

鍼灸_症例_突発性難聴_15_オージオフラム変化

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

T4(3)R 内谷R 風封R 陽輔R 鉤笠R

考察

退院後から素早く治療を開始できたこともあり、順調に回復していき音を聞き取れるようになっていった。途中、症状の改善を実感できない時期も続いた。少しでも聴力を取り戻したいというご本人の意思から根気強く治療を受けて頂いたので、子供の声(高い音)を聞き取れるまで改善することができた。左耳は完全に聴力を取り戻した。最後の聴力検査で右耳に改善傾向がみられたが、治療経過を踏まえると、回復可能な状態に近づいたと言える。ご本人も、無音の状態だった聴力が、難は残るものの、音を取り戻せたことに満足していた。ただ、「このまま治療を継続していたら、あと少し回復したかもしれない」と心に残るものがある。[YFFM0309016]

 

症例14 

患者

女性 50代

来院

2016年7月

症状と来院理由

7/5 朝、仕事をしていたら、突然めまいに襲われ、平衡感覚がなくなった.2〜3カ月に一度起こることなので、最初は気にとめなかった。仕事を終え、周りが静かになったら、左の耳で、人の声と自分の声が聞きにくかった。左の耳が人の声、自分の声が聞こえにくい。翌日も異変が続いていたため、耳鼻科へ行き検査を受けたが、「異常なし」と言われた。

7/11 症状が治まらず不安なので、他の耳鼻科を受診。検査で聴力異常を確認。突発性難聴と診断され、ステロイドの点滴を行った。

7/14 再び聴力検査を行うと、11日よりも聴力が落ちていたため、市民病院を紹介された。

7/15 市民病院では入院はせず、内服薬を処方され通院となった。しかし、ドクターの態度が冷たいと感じ、放っておかれているような気分になり、不安も強くなった。

7/19 市民病院の受診をキャンセルし、元の耳鼻科を再び受診。ステロイド鼓室内注入療法を行ったが改善せず。

7/21 他に何かやれることを探し、独断でペインクリニックへ。星状神経節ブロックを行い、数日続けるよう指示される。同時に高圧酸素カプセルを勧められた。

7/22 ペインクリニックで星状神経節ブロックを受けた帰りに、耳鼻科を受診し、星状神経節ブロックを受けたことを報告すると、ステロイド療法は中断となった。その足で当院に来院。その時点で、左耳はほとんどが聞き取れず、不快感が強い。耳鳴りもあり、ボー」、「ザー」、「キー」、「シュー」、「ジー」といろいろな音がする。

治療と経過

耳と顎は密接に関係している。以前から顎の調子が悪かったと本人に自覚があった。顎を触診すると、顎の動きに関わる部分に緊張を見つけた。その緊張を取るために手と足にあるツボに鍼をした。翌日、「ザ、ザ、ザー」という低音の脈のような耳鳴りが混ざったが不快感がない。聴力が落ちてから、雨の音やシャワーの音が不快に聞こえていたが、心地よく聞こえるようになった。
3回目の治療で顎の調子が良くなったのを実感し、聴力検査をしたところ、中低音を聞きとる能力が上がっていた。 6回目の治療でも改善を感じた。携帯電話の音が変に聞こえるが、聞こえるようになった。体調の良し悪しで聞こえ方に波はあるものの、日が経つ事に聞こえが改善しているこを実感。耳鳴りの高い「ジー」という音は気になる。 11回目の治療で、耳鳴りが残っているものの、左耳の聴力が日常生活に支障が出ないまでに回復した。それと同時に、問題のないはずの右耳の方から、足音のような音が聞こえ始め、不安を感じたが、数回の治療で消えた。
聴力検査でほぼ正常な数値が出て、耳鳴りもほとんど気にならなくなったため、16回目の施術を最後に治療を終了した。

鍼灸_症例_突発性難聴_14_オージオグラム

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

外谷L 太衝L 玉峯L  L2(2)LR L1(2)LR  風封LR

考察

耳に異変を感じてから、急激に聴力が落ちたケースである。来院当初は、耳が聞こえなくなっていくことに、強い不安を感じていた様子がわかった。問診の際には、それまでの経過に耳を傾け、不安を取り除くことに専念した。症状についての見解を述べた後、治療方針を伝えた。ご本人は他の治療との併用を強く望んでいたが、必ずしも併用がベストではないと告げた。最終的にはご本人の判断で当院での鍼灸に専念することとなった。この症例では、患者さんの不安や迷いに対してどのように対応するかが課題であった。幸い、施術開始直後から著効が見えたため、鍼灸への期待が高まった。そこから順調に回復していった例である。[YFKM220716]

 

突発性難聴・耳鳴専門の鍼灸院(東京都/品川駅)

同様の治療は姉妹院でも行っています。


症例13 

患者

女性 40代

来院

2016年7月

 

症状と来院理由

朝起きると、左耳の詰まりを感じた。耳鳴りもあり、音が聞こえにくい。病院へ行こうと考えたが仕事が忙しく行けず、行かなかった。翌日の朝起きると右耳にも詰まり感。左右どちらも聞こえにくく、耳鳴りもある。日や時間帯によって症状が軽減したり増悪したりと波がある。3日後、朝起きた時、耳の詰まり感はなかったが仕事の休みが取れたので、耳鼻科を受診。耳鼻科へ着いた頃に詰まり感が出始め、診察を受け検査を行うと、右耳の聴力の低下がみられ「突発性難聴」と診断された。左耳は少し聞き取りにくい程度。

治療と経過

背中を触診すると耳の血流に関係するコリをみつけた。手足のツボに鍼をするとコリが消失。その直後から、「鍼を受けてから耳が温かく、血液が流れている感じになった。」とのこと。翌日には耳の詰まり感が減り、耳鳴りも気にならなくなった。車を運転する際にはつまり感が出る。2回目も初回と同様の方針で治療を行う。治療後には「劇的に良くなった」と感想を得た。耳鼻科で聴力検査を行うと、左右ともに正常な数値を得えらた。3回目の治療では、回復した状態を安定させるため背中のツボを使って身体のバランスを取って終了した。計3回の施術で完治した。

鍼灸_症例_突発性難聴_13_オージオグラム

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

陰谷R 風封LR 腰腿点(2)R 膏肓R

考察

「仕事が忙しく頻繁な通院が難しい」とのことであったが、耳の治療は「短期集中」が必要であると説明し、週2回の通院を約束して頂いた。初回の治療で耳の改善を実感でき、数日後に行った2回目の治療で、聴力がほぼ正常に回復した。仮に2回目の施術までに日数が空いてしまったら、同様の結果が得られたかわからない。早期治療と適切な通院ペースが良好な結果につながったと言えよう。突発性難聴は早期に治療を開始し、適度なペースで通院すると、結果的に治療回数が少なく、治療期間も短くなりやすい。また、完治も見込める。[YFSA150716]

 

症例12 

患者

男性 50代 群馬県

来院

2015年2月

症状

2014年6月末に突然聴力(左)が低下し、「キーン」という耳鳴り(左)を感じるようになった。耳閉感を伴っていた。耳鼻科でステロイドを処方され、聴力と伴う症状が回復した。同年11月、再び耳閉感(左)が現れた。ステロイド剤、アデホスコーワ、メチコバール、利尿剤を処方され回復。2015年2月、再び耳閉感と「シーン」という耳鳴りが起きた。気圧の変化で耳が詰まったような感じになりストレスを感じ、睡眠が満足に取れない。耳鼻科で聴力を計測後、当院を訪れた。

同時に治療した症状

耳閉感(耳のつまり感)

治療の内容と経過

話を聞くと、数年前から左の頚にコリを感じていた。突発性難聴も左であることから、関係を疑った。さらに蓄膿で悩むことが時々起こるようで、これも関係を疑うことにした。実際、左の鼻の通りを改善させる治療を主に行ったところ、初回から耳鳴りと軽減し、耳閉感が消えた。4回の施術で耳鳴りも完全に消えた。聴力検査の結果、低下していた低音域が改善していることがわかった。

鍼治療_聴力検査の結果(症状:難聴、耳鳴り、耳閉感)

著しい効果が見られたツボ

陽関(左)

考察

この突発性難聴の背景には、鼻の問題が絡んでいたと思われる。蓄膿など鼻の通りが悪い場合には、まず鼻の通りを改善させることを優先的に行っている。このように、鼻が改善すると、同時に耳の調子が回復する例は珍しくない。この症例では、ステロイドの処方が功を奏し、聴力は回復したのはよかったが、鼻の問題を残してしまったために、聴力低下、耳鳴り、耳閉感のぶり返しが起きたと考えている。[YMYN100215]

 

突発性難聴・耳鳴専門の鍼灸院(東京都/品川駅)

同様の治療は姉妹院でも行っています。


症例11

患者

男性 60代 群馬県

来院

2014年12月

症状

2014年11月。旅行中に突然脂汗が流れ血圧が急上昇した。同時に耳鳴り(右)がなり始め、ふらつくような眩暈が出現した。高血圧が1週間続いた後、聞こえが悪いように感じたため、耳鼻科を受診。聴力の低下を確認した。耳鳴りは昼間は「ザー、ザー」と聞こえ、夜になると「キーン」と聞こえる。来院時、眩暈は一時期より軽減したものの残っていた。

同時に治療した症状

眩暈

治療の内容と経過

来院時、体調は安定しておらず、鍼治療を開始してもすぐに回復の傾向が見られなかった。体調や耳の状態が悪い方に向かっている最中に鍼治療を開始したため、悪化を食い止めるだけで精一杯であったというのが正直な感想である。しばらく「これ以上は悪化しないように」という意味を込めて治療を行った。10回を終えた時、眩暈は消え、耳鳴りから高い「キーン」という音が消えていた。聴力は回復の兆候が表れた。その後も治療を続けた結果、聴力の回復が少し見られたが、大きな成果は得られなかった。


鍼治療_突発性難聴+耳鳴りの経過(聴力検査の結果)

著しい効果が見られたツボ

六谿(右)

考察

治療成績は決して良好とは言えない。眩暈が消えた点においては成果が得られたと言えるが、「ザー」という耳鳴りが消失することなく、聴力も満足できるレベルまで回復できなかった。しかし、この症例は、聴力が低下しつつあった状況をプラスの方向に転化でき、若干ではあるが聴力を回復させることができた点で価値があると考えている。発症時に高血圧になるなど、明らかに不安定な体調が背景にあった。耳だけでなく、全身の状態に気を配りながら慎重に行った症例である。[YMYJ031214]

 

症例10

患者

男性 40代 群馬県伊勢崎市

来院

2015年1月

症状

2014年末、モーター音のような低い音が耳につくようになり、頭の中がウァンウァンするようになった。眩暈はなし。2015年の元旦には左耳が聞こえない状態になったので、すぐに耳鼻科を受診した。「突発性難聴」か「メニエール病」だと言われた。耳鳴りが改善せず、聴力も完全に回復していないため当院を受診した。

同時に治療した症状

なし

治療の内容と経過

聴力検査(オージオグラム)を見ると、低音(125〜500Hz)領域の聴力が下がっていた。耳鳴りも低い音であることから、低音領域の聴力が回復すれば同時に耳鳴りも軽くなると考えた。初回の治療で耳鳴りが3割程度まで落ち着いた。2回目の施術後にいったん5割程度まで症状がぶり返したものの、治療を続けたところ5回の治療で耳鳴りが消えた。多少、賑やかなところに出かけても悪化することはなかった。

鍼治療の経過(オージオグラム)

著しい効果が見られたツボ

後谿(左)、中封(左)、曲泉(左)

考察

一時期、左の聴力が著しく落ちたと感じたようであるが、聴力検査の結果を見ると大幅な低下は見られないので、一時的に低下しその後すぐにある程度まで回復したと思われる。幸い、聴力の低下も軽く、発症から期間を空けず鍼治療を開始したために順調に回復し、正常な聴力を取り戻すことができた。施術内容が妥当であっただけでなく、発症から1ヶ月以内という好条件が重なったことで、このような好成績を得られたと考えている。[YMMK270115]

 

症例9

患者

男性 50代 群馬県

来院

2014年7月

症状

2014年1月、運転中に突然強い眩暈(めまい)に襲われた。眩暈がすると必ず吐き気が伴う状態であった。嘔吐はなし。その1年半前から右耳から耳鳴りがあった。病院に入院し治療を行い、眩暈は軽減してきた。耳鳴りの音は、「ゴー」や「ボー」が常に鳴り、時々「キー」という高い音に変わる。眩暈は、発症直後は平衡感覚がなくなり回る様な感覚であったが、来院時には、足が浮いているようなフワフワ感。エレベーターで下る時のような感覚に近い。

耳鳴りが強い時ほど眩暈が悪化する状態。病院で指示されためまい体操を行っているが効果が表れて来ない。聴力の低下も見られる。その後、病院に通院しながら治療を続けていたがいっこうに回復する気配がないので、当院に訪れた。来院時には発症から半年経っていた。

同時に治療した症状

眩暈(めまい)

治療の内容と経過

聴力が低下してから半年が経っていたため、聴力を完全に回復する可能性は低いと考え、眩暈や耳鳴りを消すことを目標とし、聴力に関しては「あわよくば」と考えていた。側頚の凝りや、後頭骨の下部(頚と頭の境目)の凝りが目立ったため、解消することに努めた。すると、初回の治療で耳鳴りが軽減した。しかし平衡感覚は変わらなかった。2回目の治療を終えると、耳鳴りはほぼ消失し、眩暈は完全に消えた。6回の施術を終えた頃(ハリ治療開始から約1ヶ月後)に、聴力検査をしてみると、聴力が大幅に回復していることがわかった。その後、2週間に1度くらいのペースで治療を続け、10回を終えた後の検査でさらに改善があった。

鍼灸で治った突発性難聴の症例(9)_治療前の聴力

鍼灸で治った突発性難聴の症例(9)_治療後の聴力

著しい効果が見られたツボ

中渚R 裏宮R 空髎R 承山R

考察

発症してから半年経過している難聴が、このように短期間で改善する例は一般的にほとんどないと思われる。鍼治療の世界でも、数回の治療だけでここまで大幅に改善する例は珍しい部類に入るであろう。この症例は、ご本人、病院の医師、そして鍼治療を行った筆者、それぞれに大きな驚きがあった。最適なツボに適切な刺激が出来た結果であると言える。このような奇跡的な改善例を一例で終わらせることがないように研究を進めていきたい。[YMTH180714]

 

症例8

患者

男性 40代 群馬県

来院

2014年2月

症状

2008年頃から右耳の低音〜中音の聴力が低下。その頃、右耳の前に凍り付くような痛みがあった。耳の血流を改善させるために処方薬を服用(ステロイド剤は飲まず)。若干聴力が回復し、生活に支障がないため放置していた。

2013年12月。人間ドッグの聴力検査で2008年よりも聴力の低下が見られたが、年齢によるものだと諦めていた。2014年1月。聴力検査でさらに下がっていることがわかり、治療を決意。

同時に治療した症状

なし

治療の内容と経過

初診の時点で、最初の聴力低下から5年以上が経過していたので聴力を完全に回復させることは難しいと考えた。来院の1〜2ヶ月前の聴力低下に関しては回復の見込みが残っていると考えて治療を開始した。
初回の治療直後の簡易的計測(オージオグラムなし)で、500Hz、1,000Hz、2,000Hzで10dBの改善が見られた。その後、聴力は、10デシベル程度の幅で改善と悪化を繰り返していた。
15回目、低音にハッキリした改善が見られた。
22回目、低音から高音、全域にかけて改善がみられた。結果的に12月の時点よりも聴力が回復させることに成功した。
施術のポイントは、右の肩甲骨の内縁に置いた。ハリ治療によってこの部分を緩解させることに徹した。右側の状態が良好になると逆の左側も同時にケアした。中盤からは、その日、その時点で、強ばりが強い方に施術を集中させた。

鍼灸_症例_突発性難聴_YMTS050214

著しい効果が見られたツボ

附分R 魄戸R 中渚R 耳門R

考察

聴力低下からの経過が長かったために、回復の見込みが見えない状況から始めることになった。患者さんの強い意志と協力のおかげで、聴力を回復させることができた。ただ、良好な左の聴力には及ばなかった。2008年の聴力低下の時点で、同様の治療を受けていたなら、完全に回復できた可能が高いだけに残念である。[YMTS050214]

 

症例7

患者

女性 50代 埼玉県

来院

2014年7月

症状

7月3日。“右”耳に「風を感じる」ような違和感が出現。翌日、耳鼻科を受診すると、“左”の聴力低下がわかり、突発性難聴と診断された(聴力低下の自覚なし)。ステロイド(飲み薬)を処方されたが、怖くて飲まなかった。7日。左耳が聞こえなくなってきたため、別の耳鼻科を受診。そこでも突発性難聴と診断され、すぐに大きな病院で入院する事になった。ステロイドの点滴を毎日続けた。11日、15日の聴力検査では左耳の聴力はほとんどなし。聴力が回復しないため、退院して4日目に当院を訪れた。発症から来院まで耳鳴りはなし。

同時に治療した症状

なし

治療の内容と経過

肩甲骨内縁から側頚部にかけて筋肉がこわばっていたため、緩めることで耳への血流を改善させようと試みた。初回の施術直後、変化なし。3日後の2回目の時点では、広いホールで音が響くように変化した。個室では響かない。2回目も基本的には同じ方針で治療。その後、どこに行っても違和感を出現することなく、その5日後(来院から8日後)の聴力検査で正常を確認。その後、再発防止の意味を込めて2回の施術を行って治療を終了した。

鍼灸_症例_突発性難聴_YFSM220714

著しい効果が見られたツボ

肝兪L 腎兪L 曲池RL 中渚L 地機L 豊隆L

考察

2回の治療にて聴力が完全に回復した。検査を終えたドクターから「このように回復する例は希」と言われた(鍼灸を受診したことは伝えず)。処方(ツボ選び)がピタリとはまったこともあるが、発症から1ヶ月以内と条件が良かったことがこの回復の追い風となった。常にこのような結果を見たいので、さらに研究したい。[YFSM220714]

 

症例6

患者

女性 50代 群馬県

来院

2013年10月

症状

10月6日の朝。朝食を済ませた後、めまい、嘔吐を発症。同時に左耳が聞こえにくくなった。すぐに病院に行き、CTで脳を検査したところ異常なし。点滴を受けて帰ってきた。翌日の7日、再び病院に行き聴力検査をすると左の聴力が落ちていた。すぐに入院。めまいが消え、代わりに「ビーン」という耳鳴りが左側に出現。高気圧酸素療法とステロイドの点滴を受ける治療を始めた。18日の聴力検査で聴力の回復が見られなかった。退院後、すぐに聴力の回復と耳鳴りの緩解を目的に当院を訪れた。

同時に治療した症状

なし

治療の内容と経過

肩井(ツボ名)あたりを押すと耳鳴りの音に変化があることから、肩こりが耳鳴りに関与していると考えた。強い肩こりを解くように施術し、翌日に「ガサ」という音が一瞬聞こえた。それから、耳鳴りが柔らかく感じるようになった。
2回目(10/26)の後、聞こえなかった人の声が響くように聞こえてきた。風呂に入ると「ボー、ジジジ…」と何かが聞こえるように鳴ってきた。
4回目(11/2)の後、耳に入ってくる「ザワー」という音が強くなった。
5回目(11/6)の後、左耳から音が入ってくる感覚がよみがえり、受話器を当てたら音が聞こえた。
8回目の後(11/20)、耳に入ってくる「ガサゴソ」と音が強くなり、受話器から聞こえる音が言葉っぽく聞こえるようになった。
10回目(11/30)の後、入浴中に「ボソッ」と耳垢が取れるような感覚を得ると、聞こえが良くなったように感じた。
12回目(12/7)の後、左耳で受話器の声が聞き取れた。
14回目(12/18)の後、耳がスッキリしてきた。言葉が「ビビビ」と聞こえる。
17回目(12/28)の後、電話の音が前より聞こえるようになった。29回目(2/25)、突然「ビーン」と2、3分した後、耳に血が巡っている感じがした。電話で相手の言葉よく聞こえわかる感じとなった。その後もケアを続け、耳の調子を保っている。

 鍼灸_症例_突発性難聴_YFSH231013_01

鍼灸_症例_突発性難聴_YFSH231013_02

鍼灸_症例_突発性難聴_YFSH231013_03

著しい効果が見られたツボ

T4(1)L 六谿L 太衝L 七稜L

考察

聴力の変化だけ見ると、改善したのは低音だけで高音は正常値まで遠い。しかしながら、耳鳴りが軽減し、日常生活のおける聞き取りも大幅に改善したために、耳の不自由さによるストレスから解放された。後半にかけては、聴力検査の結果に違いは見られないが、体感的に楽になるために治療を続けていた。聴力検査の結果は、大事な指標であることは間違いないが、検査ではくみ取れない聴力の変化も大切にしたい。[YFSH231013]

 

症例5

患者

女性 60代 群馬県

来院

2014年6月

症状

6月2日の夕方、仕事中に当然左の耳が「ピー」と鳴り、ボワ〜としたような、水が入って取れないようにつまった(完全な閉塞感)。そのまま仕事を続け、その日は気になりながらも寝た。翌朝の4時、トイレに行きたくなって目が覚めたら、吐き気が強く起き上がることができなかった。めまいのようなものを感じた。1〜2時間後、家族の力を借りて起床し、そのまますぐに病院へ。大きな病院の耳鼻科を紹介され、そのまま入院。入院中は、高気圧酸素療法を12回、ブロック注射を毎日行っていた。18日に退院し、24日に当院を訪れた

来院時の症状は、耳がつまったように気持ち悪く、唾を飲んでも解消しない(発症直後より軽い)。耳鳴りは「シー」「ジワジワ」と鳴っているが夜は眠れている。高音が耳に入ると「ビビビ」と響く。軽いめまいあり。左耳に後ろを押すと気持ちよい感覚がある。

同時に治療した症状

めまい

治療の内容と経過

左の頚筋から肩にかけて、強いコリがあったため、背中、手足のツボを使いながら解消に専念した。1回の治療で聴力が大幅に回復した。3回目の治療が終わった後、唾を飲むとパキパキと音がするようになった(発症直後にも同様の感覚があった模様)。左耳で音楽の節目がわかるまで聴力が回復。耳を触れた際の感触も正常に近づく。4回目の治療後には仕事に復帰。仕事で立ち続けていると、耳に水がつまったような感じが再び出て、軽いめまいも感じる。5,6回目の治療で自覚症状が消えたため治療を終了。聴力検査のデータは、当院での治療前2回と、当院での初回の治療直後の1回しかないため、最終的な数値は不明。

鍼灸_症例_突発性難聴と耳鳴り_YFNT240614

著しい効果が見られたツボ

心兪L 中渚L 裏宮L 耳門L 中腰LR

考察

この症例も発症してからの期間が短かったために、ほとんどなかった左の聴力が健常レベルまで改善できた(患者本人の感覚)。高気圧酸素療法12回、ブロック注射を毎日というハードな治療スケジュールをこなしていたにも関わらず聴力が回復しなかったのは、肝心の耳周辺の血流が改善していなかったからに他ならない。耳周囲のツボに鍼をする鍼治療が主流の中、当院では、耳周囲の血流を改善させるために、頚や肩のコリを緩めることを最優先する。それらのコリの原因を探した結果、使用するツボが手足や背中になることもある。突発性難聴は耳に起こる症状であっても、耳が原因の症状でないことを理解する必要があると言える。[YFNT240614]

 

症例4

患者

男性 30代 群馬県

来院

2014年4月

症状

3月31日、仕事中に左耳がつまる。一晩寝れば治るだろうと放っておいたところ、翌朝は、つまり感に加えて耳鳴りが発症。その2日後、つまり感はなくなっていたが耳鳴りが治らないため耳鼻科を受診。聴力検査の結果、低音障害と診断された。聴力は左右に低下が見られた。耳鳴りは「キーン、キーン」。低い人の話し声が聞きとりにくいとの自覚症状。耳鼻科では、平素の花粉症の薬の他、プレドニン、アデホスコーワ、メコバラミンを処方されたいた。耳鼻科を受診して9日後、紹介にて来院。

同時に治療した症状

花粉症

治療の内容と経過

発症から約2週間と、好条件にて施術を開始することができた。この季節、花粉症にて耳や鼻の粘膜が熱を持って腫れやすい。来院時、花粉症が出ていたことから、花粉症の治療も行うことにした。その上で、左肩上部の緊張を解くようにツボ選びをした。初回の施術をしてから耳鳴りが消失し、7日後の聴力検査では低音が左右ともに回復していた。2、3回目の治療では、花粉症における鼻づまりに対するアプローチを行って治療を終えた。

鍼灸_症例_突発性難聴_YMIT120414

著しい効果が見られたツボ

腎兪L 心兪L T7(3)R 鼻凉LR 九稜R

考察

発症のきっかけははっきりしないが、花粉症との関わりは考慮せざるを得ない。鼻づまりが出ていたことから、耳につまりが起きても不思議ではない。治療は、耳よりも鼻を意識した。鼻の通りを改善させることで耳を好転させようと考えた。結果、初回の治療のみで聴力が大幅に改善した。聴力が20dBより上に行かなかったが、自覚は正常に戻っていたため、発症前から若干の聴力低下があった可能性がある。1回の施術で聴力が回復したのは、処方(ツボ選び)が適切であったことに加え、発症から間もないという好条件が味方した結果と言える。[YMIT120414]

 

症例3

患者

女性 50代 群馬県

来院

2013年8月

症状

7月末に風邪。高熱は出ず37℃台。症状はのど痛、咳、頭痛。風邪が治りきらずに8月の初旬に花火大会に出かけた。その直後から左耳に痛みが出現し、塞がったような感覚が出た。その後、「ピー」という高い音が左耳で鳴るようになった。夜も眠れないくらい悪化し、花火大会から数えた5日目には耳鼻科を受診。聴力を検査すると4000Hzと8000hzに聴力のわずかな低下が見られた。来院時には、耳鳴りはピーク時より軽減していた。頚と頭に痛みあり。来院時は風邪を引いてから1ヶ月ほど経っていたにも関わらず咳が残っていた。

同時に治療した症状

頚痛、頭痛、腰痛

治療の内容と経過

この症例で見逃せないのは風邪の影響である。高熱は出なかったものの、風邪が残る中、花火大会に出かけたことが体に負担をかけたと思われる。大音量を聞いたことが耳鳴りの発端になったと思われるが、ただ大音量を聞いただけでは耳鳴りは起こらない。肉体の弱りが前置きとなって耳に普段以上の負荷がかかったと考えられる。治療を開始するにあたり、最初にポイントを左の顎関節においた。同時に、顎関節と関係する頚肩の緊張を解くように心がけた。初回の施術で、耳鳴りが止む時間が現れた。2回目の施術後、耳鳴りが大幅に軽減。起床時、入浴中のみ、耳の奧でかすかに聞こえる程度まで改善。3回目の施術後、さらに耳鳴りが軽減し、起床時の耳鳴りが消えた。順調に取れると思ったところで、38℃の高熱に襲われる。耳の回復がしぶり、起床時と入浴中の耳鳴り(軽度)のみが残る状態がしばらく続いた。14回目の施術後、完全に耳鳴りが消えた。

オージオグラム_YFYE230813

著しい効果が見られたツボ

T4(1)L 三陰交L

考察

この耳鳴りは、風邪(発熱)の影響を強く受けていたと思われる。治療中の高熱は予期せぬ出来事で、この高熱を防げていたら半分以下の回数で完治できたかもしれない。とはいえ、夜も眠れなかった耳鳴りが順調に軽減し、2ヶ月後にはすっかり治ったわけであるから、治療の成果には満足したい。風邪は万病の元と言われるように、風邪が発端となって耳鳴りが発症するケースはこの一例ではないはずである。体調が優れない時や発熱がある時は、大音量を避けることが大切である。[YFYE230813]

 

症例2

患者

男性 40代 群馬県

来院

2008年12月

症状の特徴と経過

2007年12月、突発性難聴となる。ステロイド剤投与によって、高音域を残し聴力は回復したが、左耳に耳鳴りが残った。2008年1月から東京都の鍼灸院で鍼治療を月2回のペースで受けていた。施術後は一時的に耳鳴りが弱くなり、徐々に緩解に向かっていた。しかし、同年7月に群馬県に転勤になったことをきっかけに仕事上のストレスが増えた。それが原因になったのか、年末に耳鳴りが悪化してしまった。目の疲れがひどい時はめまいを伴う。

他の症状

肩こり、眼精疲労、目眩(めまい)、腰痛、臀部〜下肢の痛み

既往歴(これまでにかかった病気)

高血圧

治療の内容と経過

耳に症状があるときは、頚部に異常な緊張が見られることが多い。このケースでは、左の胸鎖乳突筋に強い緊張が認められた。耳鳴りと同側である。頚はこわばりが強く回そうとすると痛みを伴う。まずは、この頚部の緊張を緩めることを主眼に施術を行った。腕や背部の緊張を緩和させることで頚の緊張を緩めた。すると1回の施術で耳鳴りの頻度が約半分に減り、2回の施術後には耳鳴りが完全に消失した。その後は、肩こりや腰痛などの緩和のために通院されていた。その間、ストレスや疲労で耳鳴りが出現することはあったが、同様の施術ですぐに緩解した。

著しい効果が見られたツボ

合谷(左)、厥陰兪(左)

まとめ

肩こりと耳鳴りが並行している、わかりやすい症例であった。肩から頚の緊張を緩めるだけで簡単に症状が解消してしまうが、それらの緊張が緩和しない限り、居座り続けてしまう症状でもある。

[YMMY271208]

 

症例1

患者

女性 30代 群馬県

来院

2008年2月

症状の特徴と経過

2007年12月、仕事が忙しくなっていた。同じ頃、子供を習い事に週3〜4回のペースで連れて行くため慣れないクルマの運転をした。さらに習い事の間は屋外で3時間ほど待つというパターン。めまいが時々、小便の回数が減少、右の肩こりを感じていた。翌年2008年の1月19日、左耳に耳鳴りが発症。「グワ〜」という音。入浴後、髪を乾かしていたら突然激しい回転性のめまい。倒れて病院へ。直後、耳の聞こえが悪くなり突発性難聴と診断されステロイド剤の処方を受けて難聴は回復。29日、めまいが悪化。手の痺れと震えに加えて呼吸困難に。救急車で運ばれそのまま入院。高気圧酸素治療を受けた。2月2日退院。2月17日、検査で聴力に異常が見らられないものの、耳鳴りとユラユラするような軽いめまいがある。

他の症状

肩こり(右)、眉毛周辺の重み

既往歴(これまでにかかった病気)

特になし

治療の内容と経過

左手首の甲側に冷えがあり。東洋医学的に風邪の影響が体に残っていると判断。風邪の治療を前提とした。同時に体の温める機能を補助するように配慮した。初回の帰りのクルマで耳鳴りの改善に気がつく。翌朝目が覚めたら耳鳴りは完全に消失。めまいのような感覚は残った。2回目後、耳鳴りは再発せず。眉毛周辺の重み消失、右の肩こり軽減。めまいのような感覚残る。現在、当院に通院中。

著しい効果が見られたツボ

外関(左)、復留(左)、風池(左)、後谿(左)

まとめ

症状は重く激しいものであっても、ちょっとした調整で回復することはよくある。今回の例がそうだ。デリケートな器官である耳は、わずかな体調の悪化によって異変が起こりやすい。また、検査で異常が認められなくても異変を感じるケースは多いはずだ。「耳だから耳に」と原因を求めるのではなく、全身が抱えている不調に目を向けると改善の糸口をつかめることが多い。

[YFNS250208]

突発性難聴
生来健康で耳の病気を経験したことのない人が、明らかな原因もなく、あるとき突然に 通常一側の耳が聞こえなくなる病気をいいます。
<引用:突発性難聴(難病情報センター)

症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

 

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関連施設

突発性難聴・耳鳴専門の鍼灸院(東京都/品川駅)

同様の治療を姉妹院でも行っています。

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